車買取を検討されている方であれば、ローラさんがイメージキャラクターを務めるUcarPACを見かけたことがあるでしょう。しかし、このUcarPACの車買取サービスは、他の買取サービスに比べて非常に特殊な手法を用いたものとなっています。ここでは、そんなUcarPACの特徴についてご紹介いたします。
UcarPACの特徴
それでは、早速このUcarPACの特徴についてご紹介していきましょう!冒頭でも触れていますが、通常の中古車買取のサービスとかなり異なる部分がございますので、混乱してしまわない様に項目ごとに分けて見ていきまましょう。
UcarPACは一括査定の一種
まず、サービスの大まかな分類としては、UcarPACは一括査定サービスに分類されます。この一括査定とは、一度の申し込みで複数の業者への査定申込ができるサービスで、色々な会社からの査定額を確認して売り先を決めたいと言う方には便利なサービスとなっています。このUcarPACも似た様なサービスで(完全に同じではありません)、一度の申し込みで複数の業者に車の情報を見てもらうことが可能なのです。
UcarPACの場合は査定は一度だけ
さて、そんなUcarPACですが、通常の一括査定とは異なる部分がございます。それは「査定を行う回数」です!通常の一括査定の場合は、複数の業者から連絡が入り、各社で日程調整を行い自宅での訪問査定が業者の数だけ必要になります。しかし、UcarPACの場合は査定は1度行うだけで大丈夫なのです。なので、査定だけで数日に渡って拘束されると言う不便な状況にはならないのです。
オークション形式でやりとりも最小限に抑えられる
そして、UcarPACの強みとしては、何と言っても業者とのやりとりが最小限に抑えられる点にあります。一括査定のサービスは確かに便利ですが、申し込み後は着信の嵐で、それが終われば今度は査定の連続。最後に、査定後の買取契約を迫る着信地獄が再び訪れることになりますので、平日の仕事中にこの状況になってしまうと、本当に大変な目にあってしまいます。その点、UcarPACの場合は、査定はUcarPACのサービス提供を行なっているガソリンスタンド、もしくは自宅での訪問査定を行うことで、その査定情報をUcarPACが管理することになります。
そして、UcarPACはその査定の情報を業者専用のオークションに出品し、そこで競りにかけます。
最終的に落札されれば、そこで初めてUcarPACから今後の手続きに関する連絡が来ることになりますので、こちら側としては対応の手間が全くかからない便利な仕組みとなっているのです。
UcarPACのオススメポイント
上記の内容から、UcarPACの特徴については把握することが出来たことでしょう。続いては、上記の内容を踏まえて、改めてUcarPACのメリット・オススメできるポイントについてまとめていきましょう。なお、項目としては以下の通りです。
- 複数査定が可能
- 対応が楽ちん
- 自宅待機で完結できる
複数査定が可能
前述でもご紹介の通り、UcarPACはオークションに車を出品することになりますので、一括査定と同様に複数の業者どうして購入金額を競り合わせることが可能となります。なので、本当に欲しいと言う業者はどんどん買取額を高くして入札されますので、下手に安く買い叩かれることはなくなるのです。それどころか、オークションに参加されている各社で定時が可能な限度ギリギリの高額査定を狙うことも可能となるのです。
対応が楽チン
一括査定系のサービスでは、とにかく時間が取られる事を危惧して、利用を敬遠される方が非常に多いです。実際に利用したことがある方であればご存知でしょうが、本当に申し込みボタンを押した2秒後から着信の嵐です。当然、初めに出た電話で話をしている間にもどんどん着信履歴が蓄積されていき、最終的にどの番号がどこの会社で、どの会社と話をどこまで行なったか分からなくなり、パニックになる方も非常に多いです。その点、UcarPACなら直接やりとりするのはUcarPACのスタッフのみとなります。イメージ的には、客=UcarPAC=各業者と言う構図になりますので、面倒な対応は間のUcarPACは全て処理してくれることになるのです。
自宅待機で完結できる
UcarPACでは、査定を行うために近くのガソリンスタンドに車を持ち込む方法もありますが、自宅に訪問査定に来てもらうことでも査定が可能となっています。そして査定後は、ただひたすらオークションが終了するのを待つだけで大丈夫です。落札者が決まれば車の運搬が必要になりますが、これもUcarPACのスタッフが自宅まで取りに来てくれますので、どこかへ持ち込みする必要もありません。
よって、申し込みからここまでは全て自宅にいる状態で行うことが可能なのです。ただ、唯一売買契約に必要な書類を郵便ポストに投函する必要はありますので、その時だけ外出は必要になります。
UcarPACにはデメリットもある
ここまでの内容を改めて見てみるとUcarPACによる車の買取は非常に優秀に見えることでしょう。しかし、ここまでの情報では見えにくいデメリットも存在していたのです。最後に、そのUcarPACのデメリットについてご紹介しておきましょう。
楽だが高額査定に繋がりにくい
前述の様に、UcarPACでの車の買取は非常に楽で、オークションに参加されている業者の数も多いことから「参加されている業者の上限査定額」での買取も可能となります。しかし、ここで問題なのはその参加されている業者にあるのです。実は、UcarPACのオークションに参加されている業者には、ガリバーやビッグモーター などの大手企業が軒並み参加できない状態にあるのです。
大手企業となると、当然取引台数は相当な数に上りますので、薄利多売(かなりの高額査定)をしても十分に利益を確保できるビジネスモデルとなっています。しかし、それらの業者が参加していないため、そもそもの査定額の上限が低い傾向にあるのです。もちろん、仲介役であるUcarPACへの手数料もどこかに含まれているでしょうから、実際のところトコトン高額査定を狙いたい方には不向きなサービスなのです。※査定額が低い訳ではなく、あくまでも平均的な査定額になりやすいと言うことです。
廃車同然の車は絶望的
何度も記載している様に、UcarPACでは査定を行った車をオークションにかけます。そして、その車に入札をされる業者は、その車を再販すれば利益が出ると言うことを見込んで入札することになります。
反対に再販しても利益が出ない、もしくはそもそも購入したいと思われる需要がない車の場合は利益どころか買い手が現れないリスクもはらんでいるのです。多くの場合、そういった車は多走行だったり低年式などで、あと少しで廃車行きになる様な車です。なので、こういった廃車同然の車を売りに出される選択肢としては、UcarPACは不適切な手段と言えるでしょう。
廃車買取に出した方が高くなる?
こういった廃車同然の車の場合は、車の古さに関係なく車に使われている鉄資源やパーツに対して査定が可能な廃車買取の業者に売った方が、中古車として売るよりもかえって高値で売れる可能性がございます。特にカーネクストの様に海外販路を持っている廃車買取業者の場合は、その中でも高額になる可能性がより高くなりますので、オススメの売却先と言えるでしょう。