長期の海外出張や旅行で大事な車を長期間乗らない場合、安心できる方法で保管しておきたいですよね。

一度も乗らずに放置しておくと劣化が進み、帰ってくる頃には故障している!なんてこともあり得ます。

そのようなトラブルを避けるのに有効だと言われている、車の長期保管サービスについてご紹介していきます。

車を長期保管するとき、どんなことが重要?

車を動かさない状態が続くと、パーツなど部品が劣化する恐れがあるので、注意する必要があります。

主に劣化しやすいと言われているのが

  • タイヤ
  • バッテリー
  • エンジン

主にこの3点です。

タイヤの劣化

タイヤは伸縮しない状態が続くと固くなりひび割れが出て、走行する時にタイヤが滑りやすくなってしまいます。

バッテリーの劣化

バッテリーは、エンジンをかけて走行をしている時に充電されます。しかし車種や車の新旧など環境にもよりますが、1か月も放置すれば自然放電しきってしまい、バッテリーが上がってしまいます。

エンジンの劣化

エンジンは長い間車に乗らず放置しておくと、エンジンオイルがオイルパンに全て落ちてしまいます。

そうすると、次にエンジンをかける時には、潤滑剤やカバーの役割をしているエンジンオイルが必要な部分に行きわたっていない状態で起動してしまいます。

これをドライスタートといい、エンジンのシリンダーやピストンなどの金属部分が焼き付いて劣化する原因となります。温度やその他の環境もあいまって、一度のドライスタートでエンジンや他の部分が故障してしまう可能性もあるのです。

これを防ぐためには、定期的にエンジンをかけ少しの距離でも走行し、エンジン部をあたためオイルをよく回してあげることが必要です。

他にも電装系の部品も定期的な通電がないと劣化をするなど、車を定期的に点検し動かさないと、大事な車に故障のリスクが生まれてしまうのです。

そんな状況を解決してくれるのが車の長期保管サービスです。

車の長期保管サービスとは?

車を業者が保有しているスペースで保管をするサービスを長期保管サービスと言います。金額は業者によりピンからキリまでですが、相場は国産車の屋外の管理で月額約15,000円~30,000円程度となります。

保管場所が屋内の場合や、細かいメンテナンスや清掃、点検などより細かなサービスを求めると値段は高くはありますが、長期間使用しないことでトラブルが起き、修理を行うほうが割高になるケースのほうがほとんどだと言えます。

もちろん友人や家族に頼んだ方が費用も安く抑えられ、手間もかからないのですが、品質の保証を考えると車の保守管理のプロに任せた方がより安心できると言えます。

まずは値段の相場を知るためにも複数業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

事故車などで長期間車に乗らない場合は?

長期の海外出張や旅行の他にも、事故に遭って廃車を考えているケースで、一時的に車に乗らなくなることもあります。

このケースで車をそのまま放置しておくと車の税金や保険料がかかり、車検期間が進行してしまうので、陸運局で車の「一時抹消登録」を行いましょう。

自動車税は毎年4月1日時点で自動車を所有している人に納付義務があるもので、実際に自動車に乗っているかは問いません。

一時抹消登録をするメリットとして、

  • 自動車税の課税を止められる
  • 自動車税、自賠責保険の還付金を受け取ることができる可能性がある

ということが挙げられます。

また利用できる状態になればもちろん利用再開の登録をすることもできます。

一時抹消登録後、本格的に車が不要になれば車両を解体した後に永久抹消登録も改めて行うことができます。

ただしデメリットもあり、もう一度公道を走れるよう再登録をするときは車のナンバーも変わってしまうので、お金を払って希望のナンバーにしている場合は注意が必要です。

手続きは、普通車の場合、車検証、車のナンバープレート2枚、車の所有者の印鑑登録証明書を管轄の陸運局へ持参してください。登録に350円分の印紙が必要です。

自分で時間を空けて陸運局へ行くのが難しい、代理の人もなかなか見つける事が出来ない…。

そんな時も、長期保管サービスを行っている業者の中には、一時抹消登録を代理で行ってくれるところも存在します。業者との間に代行料が発生してしまうので、よく検討してください。

この場合登録の際に業者が代理人となるので、車の所有者が委任状を用意する必要があります。

車が劣化しないためのポイント

車の長期保管サービスを利用できないときも、車の劣化を防ぐために気を付けるポイントを知っておきましょう。

バッテリーを外す

1か月以上乗らない場合は必ず外しましょう。

ガソリンを満タンに

ガソリンを空にしておいた方が良いと勘違いしている方もいますが、ガソリンタンクは満タンの状態の方が結露でタンク内に水分が発生する可能性を低くし、ガソリンタンク付近のサビつきを抑えることができます。

タイヤの空気圧

車の自重でタイヤの空気圧のバランスが崩れるので、空気圧をしっかりと高め、再び乗る時には空気圧を良く確かめてから乗りましょう。

エンジンオイルの交換

エンジンオイルは徐々に酸化していくもので、長い間車を動かさないとどんどん劣化していきます。車にまた乗る時のために新しく交換をしておきましょう。

駐車場所、条件を検討する

駐車条件によって車の劣化具合が大きく変わります。

屋外で長期保管する場合は、屋内での保管よりボディーにダメージが現れます。

長期保管サービスを利用する場合も、極力屋内保管の業者を選んだ方が大事な車を守ることができます。

また、長期保管サービスを受けることや、自宅での長期保管が難しい時、思い切って売ってしまうという手もあります。

不安に思わない環境で、大事な車をしっかりと管理したいですね。

まとめ

旅行や出張、事故などによって車に乗らなってしまったら、車をそのままにしておくのではなく、車の長期保管サービスを上手に利用したり、「一時抹消登録」の手続きを行うなどの検討をまずは考えることが大切です。

また、車が劣化しないポイントを普段から知っておくことが大切です。