今回は、自動車を処分する時には最適なタイミングがあるのか？について考えてみたいと思います。
皆さんは所有している自動車の処分について考えたことはありますか？自動車を所有しているのであれば、現在使用している自動車が永遠に使えるという訳はなく、いずれ自動車に『ガタ』が来てしまい、遅かれ早かれ自動車の売却や廃車をしなければならない時がやってくることはわかりますね。では、この自動車を処分するタイミングについて考えたことはありますか？
『どうせ処分するのだし、いつ処分しても同じだろう。』
と思うかもしれませんが、実際には自動車を処分する際にもベストなタイミングというのはあるのです。特に自動車を買取りしてもらおうと考えている場合なら、少しでも高い値段で買い取ってもらいたいと誰もが思う物ですよね。
そこで今回は、様々な角度から自動車を処分する時期について考えてみたいと思います。
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季節や地域によって違う自動車の需要をおさえよう
自動車の処分方法として「中古車屋に売却する」という方法がありますね。中古車屋に売却された自動車は、その後、中古車として販売される可能性が高いですので、すぐに売れる可能性が高い自動車ほど高い値段が付きやすくなるのは当たり前です。
では、需要の高い自動車というのはどういった判断になるのでしょうか？実は、この自動車の車種による需要は、季節や地域によって変わる傾向があるのです。
例をいくつか挙げてみると、
ボーナス前の時期には軽自動車やコンパクトカーの人気が高まると言われます。
夏休み・冬休み前にはレジャーに適したRV車や4WDなどのアウトドアタイプの需要が高くなると言われます。
雪道や山道が多い地域では4WDの人気が高い傾向にあります。
オープンカーは気候の良い地域でないとあまり売れないと言えます。
こうやって例を挙げられると「確かに！」と思いませんか？
このように自動車の需要は、季節や地域によって需要が変わる事があるのです。したがって、自分の自動車がどの時期に需要が高まるのかという事を知っておくことで、処分するタイミングを見極める事が可能になるのです。
因みに、中古車販売サイトやオークション等から中古車の市場傾向をいくらか推し量る事も可能ですので、自動車の売却をお考えであれば確認してみてはいかがでしょう。
自動車の需要は3月が高まる！？
次は月単位での自動車の需要を考えてみましょう。皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、一般的に自動車を高く売りたいのであれば3月が一番良いと言われています。
これは、4月からの新生活のために中古車の需要が最も上がる時期であるという事と、ディーラーなどの決算期が重なる事で買取価格も高くなることが多い為です。また、自動車税のカウントが毎年4月1日という事もあり、3月中に自動車の乗り換えを考える人が多いという点もあります。
中古車の需要が高まっている時期に処分することは、それだけ高く買い取ってもらえる可能性があると言えるでしょう。
自動車の価値が下がる前に処分しましょう
自動車を中古車屋に売却する場合には、その中古車屋の査定基準によって価格が決まります。査定基準はもちろん中古車屋毎に変わってきますが、自動車の年式や、その自動車のモデルはどこで査定してもらっても重要視されます。その為、自分と同じ車種のモデルチェンジ情報や、年式等は注意しておかないと思わぬ査定ダウンとなりかねません。
モデルチェンジで買取価格が大幅ダウン！？
皆さんもご存知の通り、自動車は数年おきにデザインや性能を変える『モデルチェンジ』が行われます。一般的に国産車の場合、2～3年でマイナーチェンジ、4～6年程度でフルモデルチェンジが行われます。
このようなモデルチェンジの事は普段あまり気にしないかもしれませんが、実は自動車のモデルチェンジが行われると、旧モデルの自動車は急激に買取価格が下がる場合があるのです。その為、そのうち自動車を処分しようとのんびりしていると、思わぬ買取価格の低下で損してしまう事がないとは言えませんので、処分を考えている自動車のモデルチェンジ時期は注意しておきましょう。
自動車の年式も査定の重要項目
中古車の査定には自動車の年式も重要な要素となります。しかし、この『年式』がいつ変わるのかという事を意識している人はあまりいないかもしれませんね。
自動車の年式は、どのような自動車だとして共通で毎年1月1日に更新されるもので、登録がいつかに関わらず、1月1日を過ぎると1年古い年式になってしまうのです。その為年末年始辺りに自動車の処分を考えている場合には、年を越す前に処分する方が有利になる場合があると覚えておきましょう。
廃車にする場合はどうなの？
現在は動かないような自動車等、中古車として価値がない自動車の処分が必要になった場合は皆さんどうしていますか？
多くの方は『売れない自動車』だし、費用を支払ってディーラー等に引き取ってもらうしかないと考えるかもしれませんが、実は『廃車買取業者』に依頼すれば動かない自動車であっても買い取ってもらえることがほとんどです。
廃車買取業者は、もう動かない自動車であっても車両を資源として売却したり、まだ使えるパーツをリサイクルすることが出来る為、通常は処分に費用が必要な自動車であっても買い取る事が可能なのです。
因みに、廃車買取業者に自動車を買い取ってもらう場合には、鉄の相場が自動車の買取価格に影響する場合があります。廃車買取業者は上述の通り、買い取った自動車を資源として売却する為、原材料としての価値を見ている為です。
急激な変動などは少ないですが、気にしておくのも良いかもしれませんね。
まとめ
今回は自動車を処分する時には最適なタイミングはあるのかという点についてご紹介しました。
上述の通り、自動車を中古車屋などに買い取ってもらう場合には、その自動車の需要が買取価格に大きく影響すると言えるでしょう。もちろん中古車屋から見て、売れる可能性の少ない自動車であれば買取り自体を断る事もあるでしょう。その為、出来るだけ高い値段で自動車を処分したい場合には今回ご紹介したような事を頭に入れてタイミングを見計らうのもいいのではないでしょうか。
しかし、自動車の中には中古車としての価値はなく、逆に処分費用を支払って引き取ってもらう必要があるような場合も少なくありません。そんな時には「まぁ古い車だししょうがないか…」と諦めて処分費用を支払う人も多いものですが、一度立ち止まって廃車買取業者に連絡してみましょう。廃車買取業者であれば、どんな自動車でも買い取ってくれるという訳ではありませんが、ほとんどの自動車は買い取ってくれると思いますよ！
