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サービスエリアの宿泊施設化…ホテルを探す必要がなくなるかも?

ドライブ&観光

旅行をする際、「どこに泊まるのか」を考えるのは楽しい半面、宿泊先を探すのは大変な作業でもあります。遊びやドライブなど、レジャー中心の旅行であれは「泊まることができればどこでもいい」「アクセス最重視」という声も少なくないそうです。そこで近年、サービスエリアで利用できる宿泊施設が人気を博しています。”サービスエリアの宿泊施設”と聞いても、どのような施設なのかイメージがつかないですよね?今回はそんなサービスエリアにある宿泊施設を紹介いたします。

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なぜサービスエリアに宿泊施設が?

以前から、宿泊を重視しない旅行者は存在し、サービスエリアで「車中泊」をするというのは、一般的な旅行のスタイルでした。年末年始やお盆、ゴールデンウィークにはサービスエリア内の車で、睡眠をとる人を多く見かけます。

そのような人にとって高速道路を降りることなく、しかも車中泊より快適に休息できるサービスエリア内の宿泊施設というのは、とても良い選択肢となりました。多くの人が利用するようになり注目度も高くなっています。

もとはプロドライバーの環境向上に

サービスエリアの環境充実をはかろうと動き出したきっかけは、インターネット通販などの普及により物流業界が忙しくなり、深刻な人手不足となったためです。忙しいプロドライバーがサービスエリアに駐車して車中で仮眠をとることが多かったので、より良い休息の時間を持てるようにと、宿泊施設などを設置しました。

宿泊施設のほかに設置されたものは?

宿泊施設以外にもいくつかの施設がプロドライバー向けに設置され、温泉などの入浴設備があるところもございます。またコインシャワーを設置するサービスエリアは増えており、200円前後の価格で10分利用できる上、しっかりとリフレッシュできます。また、コインランドリーを備えているところもあります。これらの施設はプロドライバーだけでなく、一般のドライバーにも人気があります。特にコインシャワーは長距離移動者には大変嬉しいサービスで、男女のブースがきちんと別れていることが多いですので、女性でも安心して使えると好評です。

サービスエリアの宿泊施設は2種類

サービスエリアにある宿泊施設は2種類あります。2種類とも基本的にはサービスエリアに車を停めて、宿泊施設に向かいます。

レストイン(ハイウェイホテル)とは?

サービスエリア内にある宿泊施設はレストイン(ハイウェイホテル)と呼ばれています。車も人もサービスエリアから出ることなく宿泊施設を利用することが可能です。ほとんどの利用者が高速道路利用者ですが、一部の施設では一般道からの利用も可能です。しかし、一般道側の駐車場は数が限られているので、駐車場を予約しないと使えないという施設もあるため、事前の確認が必要です。

ハイウェイホテルの料金形態は大きく3種類に分けられます。平日のレギュラー料金、土日祝前日などのハイシーズン料金、そしてお盆や年末年始などのトップシーズン料金と、少しづつ金額が高くなります。

料金は一部屋ごとの金額ではなく、一人あたりいくらという計算の仕方です。ただし、一部屋を大人数で使うと多少の割引があります。予約客が優先ですが、空きがあれば当日利用が可能な施設もあります。宿泊プランは素泊まりのみが多く、食事はサービスエリア内の施設やレストランを利用することになります。デメリットは、サービスエリア内にあるため、上下線の一方からしか利用できないことです。宿泊施設は重視しないが長距離移動の人で、車中泊より快適に泊まりたい人にオススメです。

オススメのハイウェイホテル「レストイン時之栖」

JR御殿場駅の近く、東名高速道路の足柄サービスエリア内にあるレストイン時之栖は人気のハイウェイホテルです。炭酸温泉があり、27時という遅い時間までチェックイン対応をしています。宿泊客以外も温泉を利用することができるので、時間によっては大浴場が大変混み合います。

食事は付いておらず、併設のレストランで食べることになります。立地はとても良いですが、シングルルームやダブルルームしか用意がなく、家族旅行には不向きです。客室はコンパクトにまとまっており、寝てお風呂に入れれば十分な人向けです。併設の売店は道の駅のような役割も持っており、富士山麓で取れた様々な野菜や果物のほか、わさび漬けなどの名物土産を購入することも可能です。

ハイウェイオアシスの宿泊施設とは?

2種類目は、ハイウェイオアシスの宿泊施設です。サービスエリアに隣接したレジャー施設で、レストランやショッピングモール、公園、宿泊施設などが一箇所に集まっています。上下線どちらからもアクセスが可能です。利用者はサービスエリアに車を停めて、徒歩でハイウェイオアシスに行くほか、一般道から入ることもできます。そのため宿泊施設内は高速道路利用者以外の人も多くいます。

ハイウェイオアシスにある宿泊施設は一般のホテルなので、料金形態や食事の有無、サービス内容もホテルごとに個性があります。ハイウェイオアシスが旅の目的地になることも多く、ハイウェイオアシスでUターンして帰ることができる施設も多いです。宿泊施設としてはハイウェイホテルよりも充実したサービスを受けられることが多く、宿泊施設も楽しみたい人にオススメです。

オススメのハイウェイオアシスの宿泊施設「桜ヶ池クアガーデン」

富山県にある「桜ヶ池クアガーデン」は東海北陸自動車道の福光インターチェンジより車で約8分のところ、城端サービスエリアにあります。里山オーベルジュ(レストラン)と温泉ウェルネススパ(施設)があり、季節を問わず人気が高いハイウェイホテルです。夕食と朝食の2食付きの宿泊プランも用意されているので、ゆっくり食事を楽しみたい人にも向いています。客室は洋室タイプで最大3~4人まで(エクストラベッド含む)宿泊可能になっていて、家族旅行でもみんなで一緒に泊まることができます。

注意点は?そもそもSAやPAに長時間滞在してもいいの?

サービスエリアを宿泊施設として見た場合、いくつかの注意点があります。

ETCが誤作動することも

多くの人が混乱する問題としては、高速道路内に長時間いたためにETCが不正利用なのではないかと判断して正常に反応しない場合があります。その時は一般レーンを利用すれば解決することができます。

行きか帰りしか使えない場所もある

宿泊施設が上下線のどちらかにしか設置されていない場合もあります。どちらに施設が設置されているのか、しっかり確認してから予定を考えるようにしましょう。

いつでも利用できるわけではない?

特に入浴施設は、清掃時間も必要なので24時間利用できない施設も多くあります。またホテルにおいても注意が必要です。ハイウェイホテルは予約が優先となるため、空きがなく利用できない可能性も考えられます。ハイウェイオアシスのホテルは一般的なホテルと同じ利用方法なので、予約をした方が良いでしょう。

そもそも長時間滞在はOKなの?駐車場が足りない?

多くの人が心配しているのが長時間サービスエリアに滞在しても良いのかどうかということです。

NEXCO中日本によれば、高速道路を安全に快適に利用するためにも、休憩は欠かせないものだとしています。しかし、それにより深夜帯の大型トラック駐車や繁忙期に駐車場不足が起きているため、譲り合っての利用を呼びかけています。NEXCOは、「いくつかのサービスエリアの駐車マスを増設し、新たな対策も模索していく」としています。

まとめ

車を使って旅行をするならサービスエリアを中心に旅を計画すると、宿泊施設を探す手間が省けます。今までも車中泊をしていた人は、ハイウェイホテルが向いており、気軽に泊まって次の場所へ移動するという旅行スタイルも可能となってきます。宿泊施設も楽しみたい人は、ハイウェイオアシスを中心に考えると良いでしょう。ハイウェイオアシスは様々な特徴があります。ハイウェイオアシスを旅の目的地として、交通の便の良い旅行を計画してみてはいかがでしょうか。

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