今回は、自動車の廃車手続きを自分で行う場合、何かメリットはあるのか？という事について考えてみたいと思います。
そもそも、自動車の処分を考えた時に、真っ先に『廃車』が思い浮かぶような方は少ないのではないでしょうか。処分を考えている自動車が古い物だとしても「古いけど売れるかもしれないし中古車販売店に行ってみよう」と考えるのが普通だと思います。しかし、中古車販売店などは、買い取った自動車を中古車として再販することが目的なので、「買い手がつかない…」と考える様な自動車であれば、買取りを拒否されてしまいます。
このような場合、中古車販売店にお金を払う事で、廃車手続きを代行してもらうと言う方法もありますが、出来るだけ経費を抑えたいと考えれば、自分で廃車手続きを進めなければいけません。
インターネットなどで『廃車手続き方法』を調べてみると、意外と簡単そうに見えるので「この際、自分でやってみよう！」と考える人も少なくないでしょう。最初に言っておきますが、自分で廃車手続きを進めるのは、やめておいた方が良いでしょう！
確かに、ディーラーや中古車販売店に支払う手数料分は浮くかもしれませんが、はっきり言って手数料をケチるほどのメリットあるとは思えません。
以下で、廃車手続きを自分で行う流れと、最もお得な廃車方法をご紹介していきたいと思います。
廃車手続きの流れを知っておきましょう
それでは最初に、一般的な廃車手続きの流れについてご紹介していきましょう。自動車の廃車に関しては、普段あまり経験する事ではありませんし『廃車＝スクラップ』等と間違った認識を持っている方が非常に多いものです。
自動車の廃車とは、その自動車の登録を抹消する手続きの事を指しており、廃車手続きにも種類があります。例えば、長期出張などでしばらく使用しない自動車の登録を一時的に抹消する『一時抹消登録』、事故などで二度と使用しない自動車の登録を抹消する『永久抹消登録』等です。この二つのうち、永久抹消登録は解体（スクラップ）を前提としているため、一般の方の間に『廃車＝スクラップ』というイメージがついたのでしょうね。
それでは、以下で普通車の永久抹消登録の流れを簡単に見てみましょう。
普通車の永久抹消登録を自分で行う
インターネットなどで少し調べてみれば、普通車の永久抹消登録の流れもすぐに見つかります。そういった物を見てみると『必要書類を集めて、陸運局に行って抹消手続きをすれば廃車手続き完了！』等と非常に簡単そうに書かれている為、自分でやってみようと考える方も少なくないでしょう。しかし、実際にこの手続きを行うと思えば、手間も時間もめちゃくちゃかかりますし、お金も皆さんが想像している以上にかかる物です。
以下でその流れを見てみましょう。
STEP1 解体業者を探し自動車を解体する
永久抹消登録をする場合、自動車の解体が必要なので解体業者を探す必要があります。自動車の解体は、業者によって異なりますが、10000~20000円程度の費用が必要と考えておきましょう。また、自走できない自動車の場合は、レッカー費用も別途必要です。
STEP2 必要書類を集める
自動車の廃車手続きには様々な書類を用意しなければいけません。普通車の廃車に必要な書類はコチラをご覧ください。
STEP3 陸運支局で手続きを行う
必要な物が全て揃ったら陸運支局に行き、抹消手続きを進めます。簡単に抹消手続きを進めると言っても、陸運支局は平日しか空いていませんし、手続きを進めるにもたくさんの業者さんが来ているため、受付の待ち時間なども非常にかかります。現地で記入しなければならない書類もありますが、これも素人であれば、見本を参考にしながらでもなかなかわかりにくいものです。はっきり言っておきますが、陸運支局での手続きはめちゃくちゃ大変で、一日仕事だと考えておいた方が良いでしょう。
上記の流れは、本当に簡単に説明したもので、実際には書類集めも陸運支局での手続きも非常に時間も手間もかかる物です。しかも近くに関連施設がない場合には、移動時間や交通費もばかになりません。このような事を考えると、わざわざ自分で分からない事を調べながら書類集めや手続きを進めるなど、どう考えてもわりに合わないのではないかと思います。
そこで、自動車の永久抹消登録が必要になった場合のオススメの方法は、『廃車買取業者』に依頼するという事でしょう！
廃車手続きは廃車買取業者に依頼するのが最もお得
ここまで見ると、廃車手続きを自分でやろうと考えていたとしてもやめておいた方が良いかな…と思い始めた人も多いでしょう。最後にトドメとなる情報をご紹介します。
実は、自動車の解体を前提とした永久抹消登録の場合、廃車買取業者に手続きを依頼すれば、廃車手続きを全て無料で代行してくれるため、手間も時間も全くかからないのです。しかも廃車買取業者であれば、廃車にするような自動車であっても高価買取りしてくれます。例え、その自動車が『冠水歴車』や『修復歴車』であったとしてもお金を貰う事が出来るのです。
「良い話ばかりで怪しい…」等と思うかもしれませんが、これにはきちんと理由があります。廃車買取業者は、解体した後の車両を鉄やアルミの資源として売却したり、まだ使用できるパーツを取り出しリサイクル出来る為、ボロボロの自動車であったとしても『リサイクル資源』として価値があると判断しているのです。その為、廃車手続きを無料で代行し、お金を払って自動車を引き取ったとしても、廃車買取業者には利益が出るのです。
このように面倒な手続きも必要なく、さらにはお金を貰えるといことを考えた場合、わざわざ自分で廃車手続きを行う理由はないのではないでしょうか？必要のない自動車がある場合には、廃車買取業者に連絡してみましょう！
おすすめの廃車買取業者
自動車の廃車手続きの専門業者をご紹介します。カーネクストは、全国対応で廃車手続きを行っている廃車専門店です。古い車や過走行車、不動車や事故車を専門で買取を行っており、陸運局での廃車手続き費用が無料、レッカー引取り代も完全無料のサービスです。
まとめ
今回は、自動車の廃車手続きを自分で行うには、何かメリットがあるのか？という事についてご紹介してまいりました。
本稿を見ても分かる通り、自動車の廃車手続きは、必要書類を集める事や、自分で解体業者に依頼しなければならないなど非常に手間も時間もかかる物です。さらには、平日に時間を作って運輸支局まで行き手続きを進めなければならないとなると、筆者の感想では自分で廃車手続きを進める事に何のメリットもないのではないかと思います。
どんな面倒な手続きでも、生きているうちに一度は経験してみたいといった方であれば、『経験』というメリットがあるのかもしれませんが、『お金と時間を払って自分で廃車手続きをする』という事と、『お金を貰って廃車手続きをしてもらう』を比較するとどう考えても後者の方が良いのではないでしょうか？
筆者の結論では、『中古車として売却できない自動車の廃車は『廃車買取業者』一択で考えておけばいい！』です。
