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こんな時は廃車にせざるを得ない!?3つのエンジンの故障をご紹介します。

廃車

皆さんが自動車の廃車を思い立つタイミングは、どのような時でしょうか?一般的に、事故に遭って、見るからに原型をとどめていない等といった場合以外は、なかなか廃車にすると言う決断は下しにくいものですよね。自動車は決して安い買い物ではありませんし、交通手段として必要不可欠といった方にとって『廃車』と言う決断は、非常に大きな決断になる事でしょう。その為、多少の不調などであれば、整備工場に持ち込み、修理して乗り続けたいと考える人が多いものです。しかし、不調の原因が『エンジン』だった場合はどうでしょう?エンジンは、自動車の心臓とも言える最重要部品であり、エンジンの不調や故障があった場合、修理して乗り続けるべきか迷う人も多いのではないでしょうか?
なぜかと言うと、エンジンの修理となると、見積もりを取ってみた時に目が飛び出る様な高額な金額になる事も少なくないですし、修理費用が修理後の自動車の価値よりも高額になってしまうなんて珍しくありません。そこで今回は、こんな時は『もう廃車しかないかな…』と考えられるエンジンの故障についてご紹介していきます。

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廃車になってしまうエンジンの故障

それでは、廃車になってしまうと考えられるエンジンの故障についてご紹介していきたいと思います。基本的に、以下にご紹介するようなエンジンの故障は、修理費用も非常に高額になってしまう為、廃車することも考えなければいけません。

エンジンが焼き付いてしまった…

まずは『エンジンの焼き付き』です。これは、エンジンの故障の代表格ともいえるオーバーヒートと言うやつです。皆様も一度は聞いたことがある言葉でしょう。自動車が走行する時には、凄まじい勢いでエンジンが回転し、非常に高い熱を生んでいるのですが、この熱によって冷却水が沸騰するなどしてエンジンを冷却できない状態の事をオーバーヒートと言います。オーバーヒートしてしまうと、エンジンの焼き付きが発生し、熱によってエンジン本体が歪んでしまうなど、自動車にとって致命的な故障を引き起こすのです。また、エンジンオイルなども高温になり、油膜が分解されてしまう等となると、シリンダーとピストンが接触し破損につながります。

自動車がオーバーヒートしてしまうと、走行中に『カラカラ』等と金属音が聞こえてきます。金属音が聞こえた時には、エンジン内部で金属がぶつかって傷つけあっている証拠でもある為、すぐに自動車を停めましょう。この状態を放置して走行を続けてしまうと、いずれエンジンが壊れてしまい自動車が止まってしまいます。ここまで来ると、正直修理としてはお手上げです。
エンジンの修理が不可能な場合には、エンジンの載せ換えが必要になるのですが、その費用は30万円から高い場合には100万円もの高額な費用が必要になります。しかも、エンジンを載せ換えたとしても、故障の原因となったオーバーヒートが解決したわけではない為、これ以上の修理費用が必要になります。ここまでの費用をかけてその自動車に乗り続ける理由などないでしょうし、廃車を考えた方がいいですね。

オイル上がり、下がり

自動車が走行する時には、上述の通り、エンジン内部は凄まじい勢いで回転をしています。その為、金属摩擦が起こらないようにエンジンオイルが入っています。そして、エンジンオイルが吸排気バルブとピストンに入り込まないよう、ステムシール※1が貼られているのですが、エンジンオイルの交換などを怠ってしまうと、このステムシールが剥がれてしまい、オイル漏れが発生してしまいます。オイル上がりは、シリンダーの下からオイルが浸入してガソリンと一緒に燃焼する症状で、オイル下がりは、シリンダーのバルブ周りからオイルが浸入してガソリンと一緒に燃焼する症状です。
このような症状が発生してしまうと、エンジンを一度分解し、オーバーホールする必要がありますし、損傷している部品があった場合には部品交換の必要もあります。その為、修理しようと思えば、安い場合でも20万円前後、高い場合だと100万円近く修理費用が必要なんてことも珍しくありません。

※1ステムシールとは
バルブの軸部(ステム)とバルブガイドの間の油密を主目的としたシール。バルブガイドの先端に装着し、直線運動するバルブシステムをしごき、潤滑に必要な最小限のオイルを残しで(ママ)かき落とす。

引用元: Weblio 辞書

ゲリラ豪雨などでエンジンが冠水

近年増加しているエンジンの故障としては、ゲリラ豪雨や台風などによってエンジンルームが冠水してしまうという物があります。自動車は、ある程度の水位なら耐えられるように設計されているものですが、ボンネット近くまで水位が上がるなどとした場合には、エンジン内部まで水が侵入してしまいます。
このような、エンジンに水が入った状態で始動してしまうと、コンロッドと呼ばれるピストンとクランクを繋ぐ棒が破損してしまう可能性があるのです。コンロッドが破損してしまうと、基本的に走行不能になりますし、シリンダーヘッドやバルブ等も破損している可能性が高くなるため、交換が必要になります。こういったエンジンの修理は、一度エンジンを分解する必要がある為、当然のことながら修理費用は高額になってしまいます。また、一度冠水してしまった自動車は『冠水歴』がついてしまい、その自動車の価値が激減してしまう事にもつながります。なぜかと言うと、冠水してしまうと、電気系統の故障がいつ起こるか分からない、車内に異臭が残るなど、中古車として購入しようと考える人がいなくなるためです。

エンジンが故障してしまった自動車は廃車買取業者へ

エンジンの故障は、上述の通り、修理するにも非常に高額な費用が必要になります。また、中古車として売却しようと考えたとしても、自動車としての価値が激減している事もあり、買取りを拒否されてしまうなどといった事も少なくありません。したがって、このようなエンジンを故障してしまった自動車は『廃車買取業者』に処分してもらう事がオススメです。
廃車買取業者は、解体した後の車両を鉄やアルミの資源としたり、まだ使用できるパーツをリサイクル出来る為、その自動車が「エンジンの故障で動かない…」等といった場合でも高額で買い取ってくれます。自動車にとってエンジンは、最重要部品という事もあり、修理しようと思えば自動車の価値以上の費用が必要になる場合も珍しくありません。したがって、無理に修理して乗り続けるよりも、廃車買取業者に売却して、それを元手に新しい自動車を購入することが最も賢い方法なのではないでしょうか?

まとめ

今回は、自動車の故障として、非常に高額な修理費用が必要になるエンジンの故障についてご紹介してまいりました。エンジンは、自動車が走行する為には最も重要な部品ともいえるもので、それが故障してしまった場合には、どうしても高額な修理費用が必要になってしまいます。バンパーを少し擦った等の場合であれば、誰もが廃車など考えずに修理を進めるのでしょうが、これがエンジンとなると、その自動車の価値よりも修理費用の方が高額になってしまうという事は珍しくありません。また、エンジンが動かないような自動車であれば、中古車として売却する事などは不可能な為、その自動車は廃車にするしかないでしょう。
今までは、「廃車にするにしてもお金が掛かる…」と言うイメージを持っている人も多いかもしれませんが、近年では、廃車買取業者の登場もあり、上述したような「エンジンが動かない自動車」でも買い取ってくれます。また、廃車買取業者は、面倒な廃車手続きや、動かない自動車の引取りまで無料で行ってくれるため、自動車のエンジンが故障した場合には、真っ先に連絡してみると良いのではないでしょうか?

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