廃車手続きに印鑑証明は絶対に必要?

廃車手続きを行う場合、さまざまな書類が必要となります。とは言え、廃車自体、日常生活の中でそうそう発生するものではなく、また手続きをプロに任せる方も多く、手続きの詳細を知っている方は少ないと思います。

その手続きを進める中、ご自身で用意しなければならない書類の中に「印鑑証明」があります。

しかし、さまざまな理由があって、印鑑証明を用意できないこともあります。そのような場合、廃車はできるのでしょうか?

結論から言えば、廃車はできます。ただし、条件がありますので、後ほど紹介します。

ちなみに軽自動車の場合、認印で手続きができるのでそもそも印鑑証明を用意する必要はありません。

印鑑証明って何?

そもそも印鑑証明とはどのような存在なのでしょうか? よく使うシーンとしては不動産売買時、遺産相続、契約時、自動車売買時など、高額な取引をする際に使われます。

登録は各区市町村の役所で受付が行われています。この登録には実印の印影が必要となり、規定があります。

お住いの地域によっていくつかの違いはあります。
  • 8mm以上、25mm以下
  • 輪郭がない、あるいは欠損がある場合は認められない
  • 戸籍上のフルネーム、苗字のみ、名前のみなどで構成されている
  • 一人一つまでしか登録できない
  • ゴム印などの変形しやすい素材はダメ
  • 三文判も受け付けない

本人の意志を確認する際に使われることが多いため、氏名以外の物が含まれている場合は認められない傾向が強いです。また、三文判が受け付けられないのは、同じ印影が多々存在し代理押印や偽装押印される恐れがあるためです。

これら規定を満たしている印鑑を登録することで、「正しい印鑑」としての社会的・法律的な証明になりえます。

ちなみに、町中で「実印」として売られているものでも、その印鑑を登録をしていないと、単なる認印としてしか扱われないので、注意しましょう。
そして、印影が複雑であればあるほど、偽造のリスクが減らせます。高額な取引時に必要ということであれば、そういったリスクを抑えられる、しっかりとした印鑑を用意しておくことをおすすめします。

印鑑証明がなくても廃車はできる

普通自動車を廃車する場合、印鑑証明は必要書類の一つとなりますが、どうしても入手できない場合もあるはずです。

結論から言えば、前述したように印鑑証明がなくても、廃車はできます。ただし、「5年間」という時間が必要となります。

それはどういうことかと言えば、自動車解体時に解体業者から自動車税支払いを停止させるための書類をもらえます。その書類を元に、自動車税支払い停止が行われ、停止から5年経過すると自動的にその自動車は廃車扱いになるという仕組みです。

どうしても印鑑証明が手に入らないという場合に使える方法だと思います。ただし、自動車税の手続きに関しては、お住まいの地域によって手続き方法が異なる場合もありますので、詳しくはお住まいの自動車税事務所や陸運局に問い合わせをしてみてください。

とはいえ、印鑑証明が用意できない理由はさまざまあると思います。その想定ケースごとに対応を紹介します。

ケース1:車の所有者が既に亡くなっている

最近増加している事例として、自動車の所有者が既にお亡くなりになっているケースが挙げられるでしょう。この場合は、まず名義変更を行った上で、通常の廃車手続きを行いましょう。

進め方としては、廃車を行う方が一度その自動車を相続します。相続できたら「遺産分割協議書」「除籍謄本」を用意して、名義変更を行います。「遺産分割協議書」には法的に決められた様式はありませんが、相続人全員が押印する必要があります。

名義変更が行われたら、相続人本人の所有物として通常の廃車手続きを進めていくだけです。

ケース2:車検証と印鑑証明の苗字が異なる

結婚、あるいは離婚で苗字が変わることもあります。そちらの手続きに気を取られ、印鑑証明と車検証のことまで頭が回っていなかったということもあるでしょう。このような場合、名義変更をする必要があり、戸籍謄本が必要になります。

ケース3:印鑑証明と車検証に表記の住所が異なる

「引っ越したばかり」、あるいは「手続きを忘れていた」というケースです。転居が1回の場合は『住民票』、複数にまたぐ場合は『戸籍の附票』の用意が必要です。

ただし、自動車を所有し、引っ越しをした場合、車検証の住所変更は必須です。これは法律にも定められており、罰則もありますので、注意してください。

まとめ:廃車手続きはプロに依頼!

相続を除くケーススタディの場合、事前に変更を届けることが優先的に行われていれば、煩雑な手続きは不要です。ただし、慣れない廃車手続きをする中で、まさかのイレギュラー対応は非常に面倒です。

そこで、廃車手続きを行う場合、廃車のプロ・廃車買取業者に依頼するのが一番ではないでしょうか。さまざまなケースにも対応しているので、ちょっとしたトラブルにも迅速に動いてくれます。また、自身で動く場合は、手間だけではなく、手続きに時間も取られてしまいます。それを代行してもらえることは負担の軽減にもつながります。

さらに、廃車買取業者は廃車を考えている車を買取してくれるため、皆さんにとってはプラスしかないでしょう。