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自動車盗難にあったら必ず廃車手続きを!そもそもどんな自動車が危険?

廃車

自動車を所有している方であれば、「駐車場に停めていたはずの自動車が無い…」等といった、自動車盗難被害は本当に困ってしまいますよね。
近年では、街中にもたくさんの防犯カメラが設置されるようになっていますし、自動車の盗難防止用のセキュリティシステムもどんどん進化しているものですが、自動車の盗難被害は、なかなかなくなることはありません。それどころか、近年多く発生している自動車盗難事件に関して見てみると、70%以上がキーを抜いてドアロックした状態の自動車が盗難される物であり、そのほとんどがプロの犯行だと言われているのです。
こういった盗難された自動車は、主に海外に運ばれて売却されたり、バラして部品として売却されることがほとんどですので、もちろんそこには需要という物があるのです。つまり、盗難する側も『お金になる自動車』を率先して盗むわけですから、狙われる自動車という物はある程度決まっているのです。
こうなってくると気になるのが、「自分が所有している自動車はどうなんだろう?」と言う事でしょう。そこで今回は、近年自動車盗難集団に狙われやすい自動車をご紹介していきたいと思います。

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自動車盗難被害があった時には廃車手続きを!

考えたくもないことかもしれませんが、皆さんはもし自分の自動車が盗難被害にあった時には、どのような対処をすればいいと思いますか?
ほとんどの方は、「すぐに警察に連絡をして、盗難届を出す!」と言う事が思い浮かぶことでしょう。しかし、その後、盗難された自動車の廃車手続きが必要になると言う事が、頭から抜け落ちている人は非常に多いものです。自動車が盗難被害に遭ってしまったと言う事は、もちろんの事ですが、手元に自動車が無くなっているわけです。しかし実は、盗難届を提出しただけでは、その自動車の登録は残ったままで、自動車税などの支払い義務も残ったままとなっているのです。したがって、そのまま放置してしまうと、乗る事も出来ない自動車の税金等を支払わなければならないのです。

見つかる事を想定するのであれば一時抹消登録を

自動車の盗難被害に遭ってしまった場合には、上述の通り廃車手続きが必要になります。しかし、ここで注意が必要なのは、盗難車が見つかって、無事に戻ってきた場合の事も想定しておかなければならないと言う事です。と言うのも、一言に廃車手続きと言っても、そこには種類があり、進める手続きによっては自動車が戻ってきても二度と使用できない…なんてこともあるのです。

盗難被害に遭ってしまった車が見つかった場合、その後使用することを想定するのであれば、「一時抹消登録手続き」を行います。一時抹消登録は、一時的に自動車の登録を抹消する廃車手続きです。盗難車が見つかった場合、再登録すれば、公道で使用することが出来るようになります

車が見つかっても使用することはないのであれば永久抹消登録を

盗難被害に遭ってしまった車が見つかっても使用することはない場合は、永久抹消登録手続きを行います。永久抹消登録は、二度と使用しない自動車で進める廃車手続きで、基本的に解体を前提としています。永久抹消登録をすると、二度と公道での使用が出来なくなりますので、盗難車が見つかったとしても再びその自動車を使用することが出来ません。


廃車手続きには、上記の様な種類があり、進める手続きによってその後の自動車の扱いが大きく異なります。一般的に盗難されてしまった自動車が手元に戻ってくると言う事は少ないため、永久抹消登録でも良さそうですが、万が一戻ってきたときには再使用したいと考えるのなら一時抹消登録を進めましょう。尚、盗難車の廃車手続きを進めるには、通常の廃車手続きに必要になる書類に加え『理由書』が必要になります。その辺りは別記事にまとめていますので、以下のボタンからご参照ください。

狙われやすい自動車って何?

それでは本題の『自動車盗難に遭いやすい自動車』についてご紹介していきましょう。そもそも皆さんは、日本国内でどの程度の件数で自動車盗難事件が起こっているか知っていますか?
「自分の近くでは聞かないからそれほどないのでは?」等と考えている人も多いかもしれませんね。しかし、様々なセキュリティシステムが進化した現在でも、年間1万件以上の自動車盗難事件が日本国内で起こっているのです。平成28年のデータでは、年間11,655件の自動車盗難被害が確認されており、これは、日本のどこかで毎日30件以上の自動車盗難事件が起こっていると言う事です。こう聞くと、自分も決して油断できない事だとわかりますよね。
それでは、現在日本国内で起こる自動車盗難事件で、どの車種が最も狙われているのでしょう?

盗難被害に遭いやすい自動車は?

それでは、実際に自動車盗難グループに狙われている自動車ランキングをご紹介していきましょう。これは、一般社団法人日本損害保険協会が2018年3月に発表したデータで、2017年11月に保険金支払いを行った事件の統計となります。もちろん、保険に加入していない自動車や保険が支払われていない自動車は対象にはなっていないので、実際の盗難件数と以下の表には誤差があります。

順位車種比率
1位プリウス22.3%
2位ランドクルーザー11.5%
3位ハイエース10.1%
4位レクサス9.0%
5位スカイライン5.0%
6位クラウン4.0%
7位アクア3.2%
8位キャンター2.5%
8位フォワード2.5%
10位マーク2.2%
(注)1.ランドクルーザーには、プラドを含む。2.ハイエースにはレジアス、グランビアを含む。3.スカイラインには、GTRを含む。4.クラウンには、マジェスタ、エステートを含む。4.マークには、クレスタ、チェイサー、マークX、マークⅡを含む。

データ元: 『自動車盗難事故実態調査結果発表』より

現在、盗難被害のリスクが高い自動車は、上記の自動車と言えるでしょう。因みにプリウスは、4年連続で盗難被害件数1位だそうです。ただし、プリウスはハイエースやランドクルーザーと比較すると、新車登録台数も多いですし、車両保険の加入率が高いと言われている点から、厳密には1位から3位に関して盗難リスクに違いはないのではないかと考えられます。
どちらにせよ、上表に上げられているような自動車は、海外でも非常に人気が高い車種でもありますので、最大限の注意が必要でしょう。特にプリウスのバッテリーは、交換費用も高額な事から、車上荒らしのリスクも非常に高いと言われているので注意が必要ですよ!

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まとめ

今回は、盗難被害に遭いやすい自動車は何か?について、実際に盗難被害に遭う事が多い車種などをご紹介しました。もちろん、上述した車種以外であればノーリスクなのかと言うと、全くそのような事ではないのでしょうが、現在所有している自動車がランキングに入っているようであれば特に注意が必要かもしれませんね。
また、万が一自動車盗難被害に遭った場合には、本稿でもご紹介したように、自動車の廃車手続きも必ず行うようにしましょう。盗難されて、自動車もなくなったのに、その上、使用していない自動車の税金まで支払わなければならないとなると、たまった物ではありませんよ!

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