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一時抹消登録して長期間乗らない時の自動車!保管に困ったとき廃車を売る方法

廃車

今回は、長期間自動車を使用しない時に「その自動車の保管はどうすればいいのか?」についてご紹介したいと思います。現在、自動車を所有している方であれば、突然、海外への長期出張を命じられてしまった場合や、病気で長期の入院が必要になった際、その自動車の保管をどうすればいいのか困惑してしまう事もあるでしょう。
自動車という物は、日々の生活で毎日使用している時よりも、しばらく使わない時の方がトラブルを引き起こしやすいもので、長期間の出張や入院となると自動車のコンディションが非常に心配になります。ご家族の中で自動車を運転する方がいれば、特に問題ないのかもしれませんが、自分以外は免許を持っていない場合や、まだ独身といった場合には誰かに貸して運転してもらうと言うのも心配でなかなかできる事ではありません。

そこで今回は、長期間使用する予定のない自動車の保管方法について、その注意点などをご紹介していきたいと思います。

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一時抹消登録とは?

まずは、冒頭でご紹介したような長期出張や長期入院でしばらく自動車を使用しないといった場合に進めておきたい手続きについてご紹介します。
長期間自動車を使用しない場合には、『一時抹消登録』という廃車手続きを行いましょう。「廃車手続きをするとスクラップになるのでは?」等と思う方もいるかもしれませんが、『一時抹消登録』はその名前の通り、一時的に自動車の登録を抹消する手続きで、必要になった時に再登録すれば、再び自動車を使用することが出来るものです。廃車手続きは、一般の方には馴染みのない手続きのため、『廃車=スクラップ』とのイメージが強く残っています。しかし、廃車とはそもそも「自動車の登録を抹消する手続き」の事を指しており、状況によって種類が用意されているのです。
一時抹消登録は、一時的に公道を走れなくなりますが、自動車税や自賠責保険の支払いをストップできるなど、費用面のメリットが非常に大きいのです。もちろん、出張などが終わり、自動車が必要になった場合には『中古新規登録』という再登録手続きを行う事により、再びその自動車を使用することが出来ます。

長期間、自動車を使用しない場合は一時抹消登録を!

出張や長期入院が決まった時には、自動車の保管方法に迷うといった方も多い事でしょう。しかし、保管方法を考える前に、忘れてはいけないことが『一時抹消登録』の手続きです。一時抹消登録を行わずにいた場合、1年間全く使用していない自動車なのに、自動車税の納税通知が届き、無駄な税金を支払わなければいけません。自動車税は、あくまでも4月1日時点で自動車を所有している人に課税されるもののため、自動車の使用の有無など関係ないのです。1年以上にわたり自動車を使用しないといった場合には必ず『一時抹消登録』を行いましょう。
因みに、一時抹消登録を行った場合には、自動車税の支払いをストップできるだけではなく、状況によっては、自動車税や自賠責保険の還付金を受け取る事も可能です。還付金を受け取る事が出来る場合は、忘れずに受け取りましょう。

言うまでもありませんが、一時抹消登録を行った自動車は公道を走れなくなります。その為、一時抹消後に自動車が必要になった…等とならないように、手続きを進めるタイミングはよく考えて行いましょう。また、一時抹消登録後にもらえる廃車証明書は、自動車の再登録の際に必要になる為、大切に保管しましょう。

一時抹消登録中も自動車の保管には注意!

それでは本題の「長期間自動車を使用しない時の最適な保管方法」をご紹介していきましょう。自動車は使用すればするほど劣化する物で、使用せずに置いておくのであれば劣化などしないと考えている方も多いかもしれませんね。しかし、自動車は長期間動かさないといった場合にも必ず不調を起こすものなのです。
長期間使用しない場合でも、ご家族や知人などに依頼して、定期的にエンジンをかけてもらえるといった保管が出来るのであればいいのですが、なかなか難しい事ですよね。したがって、再使用の事を考えると出来るだけ条件の良い方法で保管したいものです。

自動車の保管は屋内(屋根・壁がある駐車場)がベスト!
自動車を長期間保管する場合には、出来る限り屋内で保管した方が良いでしょう。これは、長期間、紫外線に晒される事や風雨の影響下にあると、車体が色あせてしまい、傷みやすくなるためです。
専用のカバーをかけておこう
屋内の保管場所が難しい場合には、自動車にカバーをかけておきましょう。これは、どこにでもあるビニールのカバーなどではなく、自動車専用の丈夫で厚みのあるカバーを使用してください。
バッテリーのターミナルは外しましょう
バッテリーは、自動車の走行による蓄電がない場合、1ヵ月程度の放置で上がってしまいます。その為、バッテリーターミナルを外して保管しましょう。バッテリーのターミナルにはプラスとマイナスがありますが、発火の恐れなどもありますし両方外しましょう。
ガソリンは満タンがベター
長期間自動車を使用しない場合、ガソリンを満タンにしておくとガソリンに含まれる水分によってタンク内部が錆びてしまう恐れがあります。しかし、空にしておくと、結露によってタンクの破損や燃料ポンプの破損が考えられるため、総合的に考えると、満タン状態にしておく方が良いでしょう。
長期間自動車を使用しない場合の保管については上記の様な対策をとりましょう。しかし、いくらいろいろな対策を施したとしても、長期間自動車を動かさないといった場合には予想以上に自動車の劣化が進むものです。自動車の長期保管を専門に受け付けている業者もありますが、もちろん費用がかかります。
海外出張が数年に及ぶと考えられるなど、非常に長く使用しないことが考えられる場合には、高く売れるうちに売却して、必要になった時に購入するといった方が良いかもしれませんね!

まとめ

今回は、海外出張や長期入院で、長期間使用しない自動車の保管はどうすればいいのか?という事についてご紹介しました。
まず大前提として、長期間自動車を使用しない状況になり、将来的にはその自動車を利用したいと考えている場合には『一時抹消登録』という手続きを必ず行うようにしましょう。自動車は、使用の有無に関わらず、所有しているだけで納税義務がありますので、こういった手続きを行わなければ無駄なお金を支払わなければいけません。
また、自動車の保管については、本稿でご紹介したような対策をきちんと行ってください。長期間の保管は、皆さんが想像しているよりもはるかに早く自動車の劣化が進んでしまう物です。長期出張が終わり、いざ自動車を使用したいと思った時に困ってしまわないよう、出来るだけ万全な状態を保てるようにしたいものですね。

最後に、処分を考えている廃車寸前の自動車についても少し触れておきますが、こういった自動車でもいい加減な保管方法はお勧めできません。近年では、廃車にするようなボロボロの自動車でも買い取ってくれる『廃車買取業者』も増え、以前ではスクラップにして破棄するしかなかったような自動車でも価値が見出されるようになっています。このような廃車買取業者は、ボロボロな自動車の中でもまだ利用できるパーツなどを取り出してリサイクルしたりするため、見た目は古くなっていたとしても、保管状態が良い自動車の場合は高く買い取ってもらえる場合があるのです。
「どうせ処分するし…」といい加減に自動車を扱うのではなく、古い自動車であってもなるべく大切に保管するようにしましょう!