1時間に50件もの交通事故が発生

平成30年の交通事故件数は約43万件。1時間に50件近く事故が起きている計算になります。いつ事故に巻き込まれるかわからないですよね。

事故にあってしまった時は身の安全が第一ですが、車の行く末も気になるところ。

今回は事故を起こした車を廃車する際、どのような手続きが必要でどれくらい費用がかかるのかをわかりやすく解説していきます。

事故を起こして車が破損!必要なレッカー代はいくら?

事故を起こして車が破損した場合、まず車を運ばなければなりません。基本的にはレッカー移動となりますが、どうやってレッカー車を呼べばいいかわからないですよね。

レッカー車を呼ぶ方法は2つあり、「JAFに頼む」か「保険会社に頼む」です。

JAFのロードサービス

JAFは自動車ユーザーに対し、ドライバーの権益を保護するためのさまざまなサービスを提供している団体です。

JAFの料金は「会員 or 非会員」、「一般道路 or 高速道路」、「昼間 or 夜間」、「作業量」、「けん引料」によって変わります。

例えば、会員であれば基本的な料金はほとんど無料になります。会員で費用が発生する場合、けん引料が15km超過した時点で1km毎に720円かかります。

非会員のドライバーが夜間の高速道でレッカー車で4輪吊上げの作業が発生した場合、28,840円 + けん引料が発生します。

なお、救援に出動する車両の高速料金が別途かかります。それと、会員であってもなくとも横転・転覆など事故の状況によっては作業料が発生する場合があります。

JAFの個人会員は、入会金1,500円と年会費4,000円で加入が可能です。

JAFのサービスはなかなか行き届いており、

  • 「利用回数に制限がない」
  • 「契約車両以外のトラブルにも対応してくれる」
  • 「バイクのレッカー移動も行ってくれる」

など、加入者にとっては嬉しい特典がたくさんです。

任意保険会社のロードサービス

保険会社によるロードサービスは特約としてオプション契約する場合もありますが、多くの場合はサービスとして無料で提供されています。

ただ、保険会社によってさまざまな条件があるために一概には言えないので必ず確認しましょう。

けん引料は、保険会社が指定した修理工場へのレッカー移動は距離に制限なく無料ということが多いですが、契約者が指定した工場へのレッカー移動の場合は無料の距離が決まっています。

基本的にはJAFの無料距離(15km)より多い場合がほとんどなので、その点は安心できますね。

例えば三井ダイレクト損保の場合は、契約者指定の工場までの距離が50km以下なら無料です。

スクラップして廃車するときにかかる費用

さて、事故を起こした車を廃車する場合、まずはスクラップ工場で解体をしなければいけません。

車が走行不能の場合は、スクラップをする場所まで車を運んでいかなければいけませんが、レッカー代についてはすでに説明したのでここでは省きます。

スクラップする費用は方法や業者によって異なります。

ただ、相場としては自動車解体業者に依頼すると1万円~2万円前後の処分費用が必要になります。

新車を購入する際、ディーラーに廃車処分をお願いすると2~3万円くらいの費用を言い渡されることがあります。これは解体業者と中間マージンが発生するためです。ただ、新車を購入してくれたからと言って、無料でやってくれるところも多いようです。

なお、解体業者にスクラップ費用とは別で、リサイクル費用を求められることがあります。リサイクル料金は車の処分のために必要な処分費用で、自動車の所有者が負担しなければいけません。

ただ、2005年以降に新車として購入した車は、購入時にリサイクル料金をすでに支払っています。その場合は、廃車のときに支払う必要がありません。

リサイクル料金は車種やグレードによって異なります。相場としては、だいたい6千円〜1万8千円くらいと考えておけば、大きく差異が発生することはないでしょう。

保管料が発生する場合も

事故を起こした場合、その場ですぐに廃車と決められればいいですが、修理すれば使えるものなのか廃車をするべきなのか判断がつかない場合があります。

レッカーで自宅に運べて保管できれば良いですが、旅行中などで自宅から遠く離れている場合など難しいケースがあります。

そんな場合は、修理工場やディーラーで車を預かってもらう必要があります。

修理をするという前提であれば、特に保管するのに費用は必要ありませんが、それが決まっていない場合は保管料が取られるケースが多いようです。

修理工場としても、修理をしない車を何日も置いておくわけにはいきませんから、当然と言えば当然ですね。

これはディーラーの場合も同様で、修理もしないし新たに購入もしない顧客の車を置いておくメリットはありません。よっぽどのお得意様だと、事情も変わるかもしれませんね。

保管料は一日あたりの料金で換算される場合がほとんどで、場所によっては数千円請求される場合もあります。もちろん、数日であればお金は取らないなど融通の効くところもあると思うので、気になった場合は事前に保管料について尋ねておくとよいでしょう。

まとめ「廃車の場合は廃車買取業者に連絡を」

事故が起きて、車が完全に再起不能になった場合は、廃車買取業者にすべてをまるっとお願いするのが良いです。

場合によっては、事故車のレッカー引取代やスクラップ費用が無料になるほか、面倒な廃車手続きまで無料で代行してくれることも。

たとえ事故だとしても、廃車する場合は廃車買取業者に依頼しましょう。