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ランドクルーザー70系が今冬日本で復活!人気のランクル70はどんな車

新車情報

2023年8月2日(日本時間)にトヨタは新型ランドクルーザー250を世界初公開しました。その際、2014年30周年記念車両発売以降は国内販売を終了していたランドクルーザー70系が、今冬日本へ再導入され販売することが合わせて発表されました。

こちらの記事では、今冬9年ぶりに国内販売が行われるHeavyDutyなトヨタのランドクルーザー70系について、詳しく解説します。

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トヨタのランドクルーザー70系とはどんな車?

トヨタ自動車が72年前に生産したランドクルーザーの開発車にあたる「トヨタBJ」は、1951年に誕生しました。高い走破性を必要とする警察予備隊からの要請で開発が行われた当該モデルは、採用には至らなかったものの、車体が持つ走破性能の高さによって史上初めて、富士山6合目まで走行して到達する偉業を成し遂げた車となっています。

その後もランドクルーザーといえば「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」といわれ、信頼性の高さ、耐久性の高さ、悪路走破性の高さは日本国内だけでなく世界各国から周知されています。2023年6月までの時点で、約170の国と地域で累計1,130万台のランドクルーザーが販売されており、現在も活躍しています。

そんなランドクルーザーの中でも最も【らしい】といわれるランドクルーザー70系は、販売開始の1984年から販売終了の2004年まで変わらず人気の高い車となっていました。販売終了後も復活を望む声が多かったことから、2014年にはモデルイヤー30周年を記念して、ランドクルーザー70系が再販され、当時月販目標台数200台としていましたが、発売から二か月で目標を大きく超える1,000台以上の受注希望が入ったといわれています。

ランドクルーザーのHeavyDutyの歴史

ランドクルーザーのHeavyDuty(業務用途や過酷な環境での使用を主体としたモデル)の歴代年表がこちらです。

  • 1951年 TOYOTA JEEP BJ SERIES
  • 1955年 20SERIES
  • 1960年 40SERIES
  • 1984年 70SERIES VAN
  • 2007年 70SERIES
  • 2014年 70SERIES
  • 2023年 70SERIES

ランドクルーザー70系が初めて登場したのは、1984年11月2日です。1960年に販売されたランドクルーザー40系の後継モデルとして登場しました。60系までは業務用途が主体のデザインであったランドクルーザーですが、こちらの70系からは業務用途主体である部分も残しつつ、普段使いの乗用車としての用途にも利用がしやすいように、快適性や操作性、使用性が向上されました。

初代ランドクルーザー70系はどんな車だったのか

初代70系は2グレードのラインナップとなっており、ミドルサイズのFRPトップと、ショートサイズのバンタイプ(または幌タイプ)がありました。ミドルタイプの全長は4,265mm、ショートタイプの全長は3,975となっており、現行モデルのランドクルーザーの全長4,950~4,985mmと比べると、ショートタイプは約1m違うためコンパクトなサイズ感であったことがわかります。

エクステリアは箱形を積み重ねのボデーになっていて、理想的なカーブを加えた美しいスタイリングに、損傷防止を考えた装備群がレイアウトされていて、その精悍なフォルムは大自然に挑むための優れた機能の一部となっていました。

最新のランドクルーザー70系はどう変わる?

2023年8月2日の新型ランドクルーザーの発表会にて、9年ぶりに継続販売モデルとして国内再導入が発表されたランドクルーザー70系はどんな車になるのでしょうか。こちらでは、1984年から2004年まで販売されていた初代モデル、2014年にモデルイヤー30周年を記念して発売された限定モデルとの違いを比べてみました。

各年代モデルごとのスペック比較表

比較項目1984年モデル2014年モデル2023年モデル
車両型式BJ70VGRJ76Kプロトタイプ
全長3,975mm4,810mm4,890mm
全幅1,690mm1,870mm1,870mm
全高1,895mm1,920mm1,920mm
燃料種類ディーゼルガソリンディーゼル
エンジン種類水冷直列4気筒OHVエンジンV型6気筒1GR-FEエンジン 1GD-FTVエンジン
排気量3.4L4.0L2.8L
トランスミッション5速MT5速MT6Super ECT

2014年に30周年を記念し、発売されたランドクルーザー70系はガソリン車となっていましたが、今回の2023年再導入されるランドクルーザー70系は再びディーゼルエンジン車へと回帰しいています。ただし、1984年モデルで搭載されていた3Bディーゼルエンジンにおいては、NOx・PM法によりディーゼル車規制対象となってしまったため一部規制対象地域では継続検査(車検)に通すことができなくなっていました。しかし、今冬再導入予定のランドクルーザー70系に搭載予定の1GD-FTVディーゼルエンジンは、2015年に開発された世界初のTSWINを取り入れた次世代高断熱ディーゼルエンジンとなっており、さらにトヨタ初の尿素SCRシステムを採用することでNOx(窒素酸化物)を最大99%浄化が可能となっていて、平成22年排出ガス規制などに対応できています。

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新型ランドクルーザー250はどんな車?

ランドクルーザー70系の再導入が発表された同日、新型ランドクルーザー250が発表されました。日本での新型ランドクルーザー250系の発売は、特別仕様車のFirstEditionを含めて2024年前半予定とされています。

新型ランドクルーザー250系プロトタイプのスペック

今回の発表ではプロトタイプのスペックが公表されています。従来型に比べ、全長は+100mmの4,925mm、全幅は+95mmの1,980mm、全高は+20mmの1,870mmとなっています。さらにホイールベースも+60mmの2,850mmとなっており、ボディサイズがアップしたことで車内空間も拡充ができています。300系にも採用されているGA-Fプラットフォームの採用により、新型ランドクルーザー250系は、従来型比に比べてフレーム剛性は+50%向上、車両全体の剛性は+30%向上するとのことです。最新のトヨタの予防安全パッケージは全車採用となっていて、万が一の事故等の対応力も向上しています。

まとめ

2023年8月2日に行われたトヨタ(TOYOTA)のワールドプレミアにて、新型ランドクルーザー250系についてと、ランドクルーザー70系が日本に再導入されることが発表されました。

HeavyDutyのランドクルーザー70系は、ランドクルーザー初代開発車両のトヨタBJの直系の子孫ともいわれている人気モデルで、日本への再導入により今冬販売台数が伸びることが予想されます。ランドクルーザー300系は人気が高く販売が追い付かないことから受注停止となっていますが、70系についても多くの受注が入ることが予想されていますので、気になる方は早めにディーラーに問い合わせされてみることをおすすめします。

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