日産自動車から、2020年6月30日にコンパクトSUV「キックス」が発売されることが発表されました。
今回発表されたモデルはグローバルモデルとなっており、日本国内にはタイで生産されるe-POWERモデルが導入されることとなりました。
日産の新型となる「キックス(KICKS)」は、軽自動車以外で国内で改良ではない完全新車種としては平成22年に世界初の量産電気自動車(EV)として投入された「リーフ」以来、日産の日本市場で10年ぶりとなるニューモデルとなっています。
今回発売されるキックス(KICKS)は、いったいどんな車なのでしょうか?
こちらの記事では、日産の新型SUV「キックス(KICKS)」についてご紹介したいと思います。
キックス(KIX)とキックス(KICKS)
日産には以前キックス(KIX)というモデルがあったことはご存じでしょうか?
同じキックスというネームですが、今回のキックスは「KICKS」。スペルは違いますが少しややこしいですね。
では、以前のキックス(KIX)と今回のキックス(KICKS)はいったい何が違うのでしょうか?
キックス(KIX)とキックス(KICKS)の違いを見ていきましょう。
キックス(KIX)
キックス(KIX)は、パジェロ・ミニをベースとしたモデルで、日産自動車が1995年及び1998年に発表したコンセプトカー、2008年から2012年まで販売していた日産初の軽SUV、並びに2016年から生産・販売しているCUVです。
キックス(KIX)は、「4×4の力強い走りを予感させるエクステリア」、「悪路での高い走破性」、「コンパクトサイズとターボエンジンが実現する高い機動力」が魅力となっており、軽自動車特有のコンパクトで小回りが利くうえに、力強い走りを見せることが出来、ユーザーからは多くの支持を得ています。
キックス(KICKS)
今回発表されたキックス(KICKS)は、登録車になるなどキックス(KIX)とはまったく異なるモデルとなっています。
一見名前だけ見ると同じキックスですが、スペルが違うようにキックス(KIX)とキックス(KICKS)では全く異なる車となっているのです。
新型SUVキックス(KICKS)は、2016年から販売されている現行のキックスに対し、ヘッドライトを大型化し、グリル周りの主張を強め、シャープなフロントマスクへと変化を遂げたコンパクトクロスオーバーSUVとなり登場します。
キックス(KICKS)がついに日本導入
ついに日本でもキックス(KICKS)が発売!
なかには待ちに待っていたという方もいるキックス(KICKS)の発売発表。
日産ユーザーの方やコンパクトSUVを検討している方は注目したいニュースではないでしょうか?
では、キックス(KICKS)について詳しく見ていきましょう。
そもそもデビューは2016年
キックス(KICKS)がデビューしたのは2016年。ブラジルのリオデジャネイロでコンパクトなクロスオーバーとして発売が開始されました。
つまりキックス(KICKS)は、海外ではすでにデビューしていたのです。
2016年のブラジルでの発売当時、南米ではセグメント初の導入となるアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)が搭載され多くの注目を集めました。
その後、カナダやアメリカ、台湾やインドなどでは販売されていましたが、日本への導入はありませんでした。
そんなキックス(KICKS)が2020年に日本でも導入されるという事で、日産ユーザーからは多くの注目を集めています。
e-POWERモデルが導入
2020年6月30日に発売されるキックス(KICKS)には、ガソリン車が用意されておらず、「e-POWER」と呼ばれるシリーズハイブリッドだけの設定とされています。
キックス(KICKS)e-POWERはキックス専用のe-POWERが搭載されており、燃費の良さと電気自動車同様のスムーズな加速フィーリングが最大の魅力とされているようです。
ガソリンで発電し、電気で走るパワートレイン「e-POWER」は、発電用エンジン制御の最適化に加え、エンジンの作動時間を短縮。これによりエンジン始動時の騒音や振動を低減し、快適な車内を実現しています。あくまでエンジンは発電の為だけに使用されます。
キックス(KICKS)e-POWERは、住宅街や深夜の運転はもちろん、雪道や滑りやすい路面での走行でも安心できる抜群の性能となっています。
キックス(KICKS)の注目ポイント
魅力がたくさん詰まったキックス(KICKS)ですが、ほかの車と何が違うのか?
日産新型SUVキックス(KICKS)の特に注目したいポイントを見ていきたいと思います。
先進技術であるプロパイロット
今回発売が発表された日産新型SUV「キックス(KICKS)」には、先進技術がふんだんに搭載されています。
そのなかでも注目したいのが「プロパイロット」です。
プロパイロットは、前を走行する車をモニターし、キックスがアクセル、ブレーキをコントロールして前のクルマとの車間距離を保つ手助けする機能、白線をモニターし、キックスがステアリングをコントロール。直線道路はもちろん、カーブにおいても走行車線の中央を走行する手助けする機能。
高速道路でもドライバーの負担を軽減してくれる機能となっています。
SOSコール
運転中の交通事故や急病などの緊急時に、位置情報、センサー情報とともに、専⾨のオペレーターが消防指令センターや警察へ迅速に連絡。
緊急⾞両の⼿配のサポートをしてくれます。
また、あおり運転に遭遇した場合などでも⼿動で通報できます。
万一の際、ボタン一つで専門オペレーターに接続することが可能となっていますので、自身の身を守るためにも安心装置といえるでしょう。
SOSコールは申し込みが必要となっています。
まとめ
日本市場では、SUVセグメントの人気がとても高くなっています。
そんな日本市場で人気が高いSUVセグメントに、日産が電動パワートレインの「e-POWER」を搭載した新型SUV日産キックスを発売することとなりました。
キックス(KICKS)に採用された先進技術としてこの記事では、プロパイロットやSOSコールをご紹介いたしましたが、それだけではありません。
日産新型SUVキックス(KICKS)には、ほかにもインテリジェント エマージェンシーブレーキ、インテリジェント LI / LDW(車線逸脱警報)、インテリジェント DA(ふらつき警報)、踏み間違い衝突防止アシスト、フロント&バックソナー、ヒルスタートアシスト、ハイビームアシスト、インテリジェント トレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)、オートブレーキホールドなどの先進技術が搭載されています。
キックス(KICKS)について調べれば調べるほど、キックス(KICKS)の良さはどんどんと出てきました。
日産日本市場では10年ぶりとなるニューモデル。期待値はかなり上がっています。
一度、試乗させてもらうのも良いのではないでしょうか?