今回は、全国各地に点在する『猫島』についてご紹介していきたいと思います。近年の空前の猫ブームもあり、たくさんの猫たちと触れ合える『猫島』観光は、非常に人気が高いですよね。マンションなどで一人暮らししている方であれば、いくら猫好きの方であっても、ペット禁止で猫を飼いたくても飼えない人は非常に多いでしょうし、休日に『猫カフェ』等を巡る事で気分を紛らわしている人も多いのではないでしょうか?
そんな人に是非オススメしたいのが全国にある『猫島』です!『猫島』とはその名前の通り、猫がたくさん住んでいる離島の事で、最近では観光名所になっているような所も多いのです。普段からたくさんの人が訪れる為、猫島に住む猫たちは人に慣れていますし、都会の猫たちと違い気軽に触れ合いもでき、猫好きにはたまらない休日になること間違いなしです。
そこで今回は、全国各地にある様々な猫島をご紹介します。近くに観光に行った時には、観光ルートの中に入れて見てはいかがでしょう!
そもそも猫島って何?
最近は、TwitterやインスタグラムなどのSNSなどでも「猫島に行ってきたよー!」等と、可愛い猫の画像が公開されているのはよく見ますよね。猫の専門誌なども多く出版されていますし、空前の猫ブームと言っても良いような時代になっています。
そんな中で「猫島ってどこにあるのだろう?」と単純に疑問に思っている人もいるかもしれませんね。もちろんですが、『猫島』とは、「○○県にあるどこどこの島」といったように特定の島を指している言葉ではありません。この猫島は、島全体に猫が多く住んでいて、場合によっては島の人口よりも猫の割合が多いような島を、猫好きの方たちが『猫島』と呼んでいるものなのです。このような、島全体に猫が多く住んでいる場所は、大漁の象徴として昔から猫が大切に扱われたことにより、島全体に猫が増えたのだと言われています。
日本各地には、このような猫の楽園と言えるような『猫島』が全国各地に点在しています。ここでは、各島の特徴や所在、行き方等をご紹介していきますので、近くに行った際には是非訪れて見てはいかがでしょうか?猫好きの方はもちろんの事、青い空や一面に広がる海は写真好きの方にもオススメの休日の過ごし方ですよ!
日本各地の猫島をご紹介!
それでは、日本各地に点在する猫島をご紹介していきましょう。近年の猫ブームもあり、最近では『猫島』と言う事を前面にだし、島の中に宿泊施設が整備されているような場所もあります。また、周辺に観光地が多い場所もあるので、観光ルートの一つとして非常にオススメ出来ますよ。
山口県の平郡島(へいぐんとう)
まずは山口県柳井市にある『平郡島(へいぐんとう)』です。この猫島は、柳井市の南、約20kmに浮かぶ東西に細長い島です。上の動画のように、港にはたくさんの猫がすんでいて、漁から帰ってきた船が見えるとたくさんの猫が出迎えてくれます。動画を見ているだけでもほっこりしますが、現地でぜひ見てみたいものですね。島中に猫がたくさん居て、そこら中で猫だまりが出来ているので、猫好きにはたまらない環境です。
平群島に行くには、柳井港から1日2便フェリーが出ていますので、それを利用しましょう。
山口県の笠戸島(かさどじま)
次は、山口県の『笠戸島(かさどじま)』です。笠戸島は、本土と笠戸大橋で繋がっていますので、自動車で行けるのも非常にうれしい場所です。
笠戸島があるのは、山口県の下松市の南海上にある島で、古くから多くの船が出入りする重要な島だったそうです。因みに世界遺産にもなっている厳島神社ですが、平清盛は現在の宮島と笠戸島どちらにおくのか非常に悩んだというお話もあるそうです。
笠戸島は、他の猫島と比較すると、圧倒的に大きな島ですが、島の中のいたるところに猫が居ます。基本的に笠戸島の猫は、人が多く来る浜辺近辺でくつろいでいることが多いので、すぐに会えると思いますよ。また、笠戸島には宿泊施設もありますので、ここで宿をとって、名産のひらめ料理を楽しむのもいいのではないでしょうか?
香川県の伊吹島(いぶきじま)
次は瀬戸内海に浮かぶ香川県の『伊吹島(いぶきじま)』です。伊吹島は、猫島だけではなく、日本一とも言われるいりこの産地でも有名ですね。この島に住む猫たちは、ねずみ取りなどにも役に立つという事で、島の人たちからもとても大切にされているので、人に非常になれている猫が多く、近寄っても逃げるどころか向こうから擦り寄ってくれる子が多いです。
またメディアなどでも有名な、伊吹島に幸せを呼ぶ「兄弟招き猫」は観光名所のような扱いにもなっているので、一度会いに行ってみてはいかがでしょうか?伊吹島へは、観音寺港と伊吹島真浦港をつなぐ定期フェリーが1日4便出ていますので、余裕を持って島の猫と触れ合うことが出来ますよ!
香川県の佐柳島(さなぎしま)
次は、猫好きの方なら一度は聞いたことがある『佐柳島(さなぎしま)』です。佐柳島は、香川県の多度津港からフェリーで約50分の場所にある猫島で、人口約100人に対してそれ以上の猫が住んでいると言われています。この佐柳島が一躍猫島として有名になったのは、「飛び猫」の写真集の撮影場所になったからです。今でも猫好きの方がカメラを構えて『飛び猫』の画像を撮影している風景がよく見られるそうです。
島には、宿泊施設も飲食店もありませんので、自分用の飲み物や軽食を持っていくことをおすすめします。
宮城県の田代島(たしろじま)
最後は、『元祖猫島』や『猫パラダイス』などとも言われる、宮城県石巻にある『田代島(たしろじま)』です。この島は、昔から猫の行動を見て、漁の判断をしていたと言われており、島の中には猫神社まであるそうです。今でも漁から船が戻ってくると、魚をもらうための猫の行列が出来ることで有名ですね。島の猫たちは、人間に非常になれているので、島に行くだけで向こうからどんどん寄ってきてくれますよ。因みに猫の餌は島の人がしっかりと管理しているため、持参した餌を猫にあげることは禁止されています。注意しましょうね!
田代島へは、石巻市からフェリーで行けます。ただし島には宿泊施設がないので、宿は石巻市の駅前などでとっておきましょう!
まとめ
今回は、日本全国にある猫と触れ合える『猫島』についてご紹介してきました。都会に住んでいる方でも、街中で猫を見る事などは非常に多いですが、基本的に都会の猫は近づく事すらままならず、遠目で眺めるしかできない物ですよね。しかし、猫島に住んでいる猫たちは、昔から人の近くに寄り添って生きてきたこともある為か、見知らぬ人が近寄っても全く逃げるそぶりも見せないと言う事が多いです。その為、普段では考えられないほどたくさんの猫たちと気軽に触れ合えるため、猫好きにはたまらない一日になると思いますよ。