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ブレーキ関連のトラブルは大事故につながります!自分で出来る点検手順を覚えておきましょう!

自動車のマメ知識

今回は、自動車メンテナンスの基礎知識として『ブレーキ関連の点検』についてご紹介したいと思います。
自動車は、止まっていれば基本的に命に係わる事故などを引き起こす事はありませんが、走っている自動車が止まれないと大事故につながってしまいます。その為、勢いがついた自動車を止める為の『ブレーキ』というのは非常に重要な部分という事はわかります。自動車部品の中には、所有してから手放すまで一度も触る事のない、メンテナンスフリーの部品もあるのですが、ブレーキ周りは消耗品が多い部分なので、日々の点検や整備が非常に大切な部分です。また、ブレーキは、自動車知識の少ない素人の方が分解してメンテナンスしようと思っても、なかなか出来る様な場所ではありません。しかし、日常点検を行い不具合の兆候をいち早く知る事で、致命的な事故が起こる前にプロに見てもらう事が可能になるのです。
ブレーキのトラブルは大事故につながる事が多いので、本来は自動車に乗るたびに点検したいものです。しかし、毎回自動車を動かすたびに点検するなど面倒ですし、そんな暇もなかなかない事でしょう。そこで今回は、定期的に行いたいブレーキの点検方法やその時期についてご紹介していきたいと思います。

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ブレーキの日常点検でやっておきたいこと

自動車を安全に走行させるためには、ブレーキを好調に保つことが非常に重要です。ブレーキ周辺は上述の通り、消耗品も多く使用されている為、知らず知らずのうちに劣化が進行してしまい、ある日突然限界に達してしまうといった事も少なくありません。その為、急にブレーキが利かなくなった等を理由に、大事故を起こしてしまうなんてこともあるのです。
したがって、ブレーキは定期的に点検を行い、自分でブレーキの状態を知っておくことが重要です。不具合の兆候を見つけたら、いち早くプロに見てもらえる体制を作っておきましょう。それでは以下でブレーキの点検方法について説明していきましょう。

ブレーキペダルのタッチ点検をしましょう

まずはブレーキペダルの点検です。ブレーキペダルとは足元についているあれです。ブレーキペダルの点検は、まずエンジンをかけた状態で、ブレーキペダルを奥まで踏み込んでみましょう。この時に滑らかに奥まで踏めるのか確認します。さらにペダルから足を離し、すぐにペダルが戻ってくるのかも確認しましょう。
このペダルの踏み込みと、ペダルの戻りを見て、少しでも『引っかかり』等があれば、すぐに整備工場などで見てもらった方が良いでしょう。感覚の問題なので少し難しい部分ですが、上述の奥まで踏み込んだ後に、もう一度強めにペダルを踏み込んだ時、さらに奥まで踏み込めた場合には、一度プロに点検してもらいましょう。

ブレーキの遊びと踏み代の点検

ブレーキは、手などで軽く押してみて重くなるまでの範囲(ブレーキの遊び)があるかも確認する必要があります。この遊びがないと、走行中にブレーキに少し触れただけでブレーキがかかってしまう為、事故につながる場合があるのです。
ブレーキの遊びとは逆に、ブレーキを奥まで踏み込んだ時に床板とのすき間が残っているのか、きちんと踏みごたえがあるのかも確認しましょう。特に踏み込むとズブズブという感じで最奥まで行くようであればすぐにプロの方に点検してもらいましょう。

サイドブレーキの点検

近年、電動式のサイドブレーキも増えていますが、ワイヤー式のサイドブレーキもまだまだ多いですね。ワイヤー式のサイドブレーキは、皆さんご存知の通り、上方に引っ張ってブレーキをかけるものですので、使用しているうちにワイヤーが少しずつ伸びていきます。その為、解除の状態から引ききれるまで『カチッ』というノッチ音が何回鳴るのか確認しましょう。一般的に5~7回が正常と言われるので、それ以上or少ない場合には調整が必要です。
上記の様な点検を、最低でも月に1度程度は行う事をオススメします。何度も言いますが、ブレーキの不具合は大事故に直結する問題ですので、点検回数は大いにこしたことはありません。

ブレーキ点検の番外編

走行中または、制動中にブレーキを踏んだ時、キーキーと音が鳴る場合にはブレーキパッドの摩耗が考えられます。ディスクブレーキの場合は、アルミホイールなどを利用すれば外からブレーキパッドの量を確認できるので2~3ヶ月に1回程度確認してみましょう。

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ブレーキフルード(ブレーキオイル)の点検も行いましょう。

ブレーキの点検時には、ブレーキフルード(ブレーキオイル)の点検も同時に行いましょう。
「何処にあるのそれ?」と思う方も多いかもしれませんね。これは、ボンネットを開けたエンジンルーム内にあります。エンジンルームの運転席の前にあるタンクがブレーキフルード(ブレーキオイル)のリザーバータンクです。
ブレーキフルードは、ブレーキパッドの減りに合わせて少しずつ減っていきますし、さらに、少しずつ湿気を取り込みブレーキキャリパーやホイールシリンダー等の部品を錆びさせてしまいます。これらの部品が錆びてしまうとブレーキタンクからのオイル漏れにつながり、最終的に周辺の金属部品までダメにしてしまいます。また、ブレーキフルードは自動車を使用すると徐々に減っていくことや『透明→黄色→ 茶色→ 黒色』と色が変わり、劣化していきます。このどちらもブレーキの効きに直接かかわってきますので、ブレーキフルードは定期的に交換するようにしましょう。
一般的には車検の2年毎にブレーキフルードを交換するのが基本と言われますが、4万キロ毎の交換や4年に1度程度の交換でも良いと言われますので、これを目安に交換しましょう。ただし、ブレーキフルードが目視の段階で黒ずんでいる・汚れていると明らかにわかる場合には、上記の交換目安に関わらず交換しましょう。

ブレーキフルードの交換は自分で出来る?

ブレーキフルードは空気が混ざってしまうと、フルードの力がブレーキに伝わらなくなるので、ブレーキが効かない状態になってしまい非常に危険です。したがって、ブレーキフルードの交換を行う場合には『絶対に経路内に空気が入らないように作業する』必要があり、素人の方が作業を行う事はとても難しいと言えるでしょう。
ブレーキフルードの交換自体は、ディーラーやカー用品店などで行ってもらえるので、心配な方は全て任せてしまった方が良いと思います。ブレーキフルードの交換に関わる費用は5000円程度が相場なのでそこまで高額なメンテナンスではありません。
ただし、カー用品店などでは、リザーバータンク内だけ新品のブレーキフルードに交換する場合が多いようです。ディーラーに依頼した場合には、リザーバータンクから、各ブレーキの経路内すべてを交換してくれるので、多少費用は高くなりますがディーラーに依頼する方が安心です。

まとめ

今回は、自動車メンテナンスの基礎知識として自動車のブレーキ周りの点検についてご紹介してまいりました。ブレーキの点検にこれほど多くのポイントがあるとは、少し驚いた方もいるかもしれませんね。しかし、自動車の安全な走行を考えた場合には、ブレーキが正常に作動するという事は絶対条件です。ブレーキに何か不具合があった時には、そのまま大事故に直結してしまうという事にもなりかねない為、今回ご紹介した点検などは定期的に行うようにしましょう。
また、ブレーキ周りの修理や整備などは、細心の注意が必要な部分でもあります。上述のようにブレーキフルードに少し空気が混ざっただけでブレーキが利かなくなる可能性があるなど、知識が少ない人が行ってしまうと大事故につながりません。多少お金はかかってしまいますが、安全なカーライフのためにも知識がないうちは業者さんに任せてしまいましょう!

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