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自動車を廃車にしたら、いくらお金が戻ってくる!?

廃車

今回は自動車を廃車にした時に戻ってくるお金の話をご紹介したいと思います。
そもそも自動車の廃車手続きなんてなかなか自分ですることがないので、廃車にしたら戻ってくるお金があるということを知らないと言う方も多いのではないでしょうか?
自動車を所有している方であれば、いずれその自動車に『ガタ』が来て自動車を処分する時がやってきます。その場合、中古車屋に売却したり、下取りに出したりと方法は様々ありますが、自動車の状態によっては処分費用を支払って業者さんに廃車してもらう必要があるなど、いくらかの出費があるというイメージも強いですよね。

しかし、自動車を廃車する際にはお金が戻ってくる場合や、お金がもらえる場合もあるのです。もちろん、こういった戻ってくるお金に関しては何らかの申請が必要になる場合が多いので、申請しないと戻ってこないお金もあります。せっかく戻ってくるお金があるのに、「知識が無い為に受け取れない」等と損をしない為にも、廃車した際に戻ってくるお金にはどういった物があるのかを覚えておきましょう!因みに本稿で表現している『廃車』は永久抹消登録のことを指しています。

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廃車すると戻ってくる税金の還付金

それではまず自動車の廃車によって戻ってくる『税金』からご紹介します。還付金とは納め過ぎた税金や免税があった場合に戻ってくるお金の事を指しています。以下に、廃車による還付金がある税金をご紹介します。

自動車税の還付金

自動車税とは、4月1日時点で自動車を所有している人が支払う税金で、翌年3月までの分を一括して納税しています。その為、自動車を廃車にした際に、廃車手続きが完了した翌月から、既に納めてある税金が月割計算され還付金として戻ってきます。つまり、7月に廃車手続きをした場合には、8月分~翌年3月分の税金が還付金として戻ってくるわけです。

計算例

自動車税の年額45000円を納付済みで、7月中に廃車が完了した場合は

年税額(45,000円)÷年間(12ヶ月)×残月数9ヶ月=30,000円となり、この場合、30,000円の還付金を受け取る事が出来ます。

この自動車税の還付金は、永久抹消登録の場合でも一時抹消登録の場合でも受け取る事ができ、また基本的に特別な手続きは必要なく、廃車手続きを進めると自動的に還付手続きがなされるようになっています。還付金は、廃車手続き後1~3か月後に自治体より届く『還付通知書』を銀行などに持っていくと受け取る事が出来ます。

軽自動車の場合は、自動車税(軽自動車税)の還付を受ける事が出来ませんので注意が必要です。軽自動車の廃車で、税金分を損したくない場合には毎年3月中に廃車手続きをするようにしましょう。

自動車重量税の還付

自動車重量税は車検の残存期間が1ヶ月以上ある場合に、還付申請を行う事によって戻ってくるお金です。そもそも自動車重量税は、新車購入時と車検の際に課せられる税金で、新車購入時には3年分、車検時には2年分の税金を納めます。因みに自動車重量税は、車両の重量に応じて金額が変わります。この自動車重量税は、廃車手続きを行っただけでは返金されず、廃車手続きと同時に陸運支局の窓口に申請する必要があります。自動車重量税還付の計算式は、『納付済の自動車重量税額 × 車検残存期間 ÷ 車検有効期間 = 還付金額』となります。

計算例

自動車重量税を継続車検時に24,600円を納付し、車検残6ヶ月で廃車した場合

24,600円×6ヶ月÷24ヶ月(2年間)=6,150円となり、この場合、6,150円の還付金を受け取る事が出来ます。

自動車重量税は、軽自動車も還付対象になりますので、忘れずに申請してください。ただし、自動車重量税の還付は、自動車リサイクル法に基づく適切な廃棄処分がされていない場合は、対象外となります。

廃車することにより戻ってくる保険

それでは次に廃車することにより戻ってくる保険についてご紹介します。自動車の保険には、加入が義務付けられている自賠責保険と任意保険があります。

自賠責保険

自動車を廃車にした際、自賠責保険の残存期間が1ヶ月以上残っている場合には、加入している保険会社に連絡して解約手続きをすることにより、自賠責保険の還付を受ける事が可能です。自賠責保険の還付は、必要書類を保険会社に提出して、後日自分の銀行口座に還付金を振り込んでもらうと言う流れが一般的です。自賠責保険の還付は、自動車の廃車手続きが完了している事を証明する必要がある為、一時抹消登録証明書(一時抹消登録の場合)または登録事項等証明書(永久抹消登録の場合)のコピーなどが必要になります。尚、自賠責保険の還付金額でよくある間違いが「廃車手続きが完了した時点から算出される」という物があります。しかし自賠責保険の還付金額は「保険の解約申請を行った日から算出される」物なので、廃車手続きが完了したら早めに申請手続きを行ってください。

任意保険

自動車の保険には、自賠責保険とは別に加入する任意保険があります。任意保険にも還付を受ける事が出来るものがありますが、それは加入している保険の契約内容によって変わります。したがって、ご自身の保険が還付を受ける事が出来るかどうかは、廃車手続きを行う前に保険会社に確認するようにしましょう。保険会社の還付金は、還付を受けられる契約内容だったとしても基本的に申請手続きを行わなければ返金されません。その為、廃車手続きの際には必ずご自身の保険内容の確認と、必要であれば申請手続きを行いましょう。

廃車買取業者を利用してお金を貰う方法

自動車の廃車は、自動車を所有している方であっても、今まで一度も体験したことがないと言う方が非常に多いものです。その為、自動車の廃車が必要になった時には、自分で行うには手続き方法が分からない、面倒くさい等の理由で、費用を支払ってディーラーなどに廃車手続きを依頼する方が多いです。こういった場合には、廃車に係る費用にディーラーの手数料が加算される為、意外に高額な費用が必要になる事も少なくありません。
しかし、廃車買取業者に廃車を依頼すると、面倒な手続きも無料で代行してくれますし、自宅まで自動車を引取りにきてくれる業者もあります。しかも自動車の状態によっては高額な金額で買い取ってくれる場合もあるのです。廃車買取業者は、たとえ動かない自動車であっても車両を資源として売却したり、まだ使えるパーツをリサイクルすることが出来る為、中古車屋やディーラーでは費用を支払って処分する必要がある自動車であっても買い取る事が可能なのです。その為、もう動かない不要な自動車があった場合には、廃車買取業者に廃車を依頼するとお金を貰える場合があると覚えておきましょう。

まとめ

今回は自動車を廃車にする際に戻ってくるお金と、それぞれの詳細について簡単にご紹介しました。廃車手続きを行う際には、上記の様な還付金制度があるなどと知らなければ、かなりのお金を損してしまいますね!上述の通り、還付金の中には還付の申請手続きを行わなければ返金されない物もあるので、廃車手続きの際には忘れないようにしましょう。
また、廃車手続きは依頼するところによってその結果が大きく違う事が分かりましたね。長年いい関係を築いているディーラー等であれば、無料で廃車手続きを行ってくれる場合などもありますが、基本的にディーラーに廃車手続きを依頼するとそれなりの費用が必要になります。しかし、廃車買取業者に廃車を依頼した場合であれば、業者によっては動かない自動車でも買い取ってくれます。

自動車の廃車はお金を払って行う物というイメージが強いかもしれませんが、賢く廃車買取業者を利用することで逆にお金を貰える場合もあるのです!

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