毎日非常に熱い日が続きますが、皆さん体調などは崩していませんか?今年の夏は本当に炎天下も多く、TV等を見ていても熱中症に関するニュースが頻繁に流れてきます。こんな暑い日が続く夏には、自動車関連でも注意しなければならないことが意外と多いって知っていますか?
それは、夏の炎天下における自動車内の温度についてです。もちろん、運転中にはエアコンを付けたり、窓を開けたりするので、そこまで車内の気温が気になるなんてことはないのでしょうが、屋根のない駐車場に自動車を放置している場合、車内は灼熱地獄になっている事があるのです。皆さんも、炎天下の車内に子供を置き去りにして、悲惨な事故が起きたと言うニュースは何度も見たことがあるのではないでしょうか?
車内に子供を置き去りにするなんてことはもっての外ですが、実はその他にも車内に置いておくと大きな事故につながる危険な物がたくさんあるのです。
そこで今回は、真夏の車内がどれほどの気温になるのか、車内に放置してはいけない物はどのような物か?などをご紹介していきたいと思います。

そもそも真夏の車内はどれぐらい暑い?

それでは最初に、真夏の車内が、どれほどの気温になっているのかについてご紹介しましょう。上の動画は、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が、様々な車両条件において、「真夏の車内温度がどれほどに達しているのか?」について実験した動画です。驚きの結果になっているので、是非ご覧ください。
実験条件は以下の条件になっています。

  • 何の対策もしていない黒の自動車
  • 何の対策もしていない白の自動車
  • サンシェードを装着した自動車
  • 窓を少し開けておいた自動車
  • エアコンをつけたままの自動車

上記の5条件で、『外気温35℃の中、車内温度を25℃にして4時間放置』した実験です。

車内気温は50℃を超える!

実験動画を見て頂くとわかりますが、エアコンをつけていない自動車であれば、車内気温はゆうに50℃を超えます。窓を開けるなどの対策をとったとしても、車内気温は45℃まで上昇しますので、「窓を開けておけば車内でお子様を待たせても大丈夫だ!」と言う考えは間違いだとわかります。さらに驚きなのは、ダッシュボードに関しては最高温度79℃まで上昇してしまう点でしょう。70℃を超える様な温度は人間が一瞬で火傷してしまう温度です。この実験動画からも、真夏の車内がどれほど危険なのかよく分かりますね!

車内に放置してはいけない物って?

それでは、真夏の炎天下に車内に放置してはいけない物をご紹介していきましょう。もちろんですが、お子様やペットなどの生き物を車内に放置するのは絶対にダメです。上記の実験結果の通り、真夏の車内は灼熱地獄になっており、生物が長時間、車内にいることなど不可能な事です。

ライター等は爆発の可能性があります。

真夏の車内では、高温でライターが爆発してしまうと言う事故が考えられます。実際にライターによる事故は、総務省からも注意喚起がなされています。

④ 平成20年3月31日(奈良県、20代男性、軽傷)
(事故内容)
トラックのダッシュボードに置いていた簡易ガスライターが突然爆発し、左耳の聴覚に障害を負った。
(事故原因)
車内の温度上昇とともに内圧が上昇し破裂に至った可能性や、事故品に樹脂強度の不具合があった等の可能性が考えられるが、当時の車内温度が不明であり、また、破裂した事故品の破片を全て回収することができなかったことから、原因の特定はできなかった。
引用元: ライターによる事故の防止について

煙草を吸う人であれば、車内にライターを放置している人は非常に多い事でしょう。しかし、ダッシュボードの上などに置いておくと簡単にライターが爆発してしまう可能性があるので、注意しましょう。

子供のおもちゃには乾電池が入っている事も…

乾電池も高温の車内に置いておくと、事故が発生する可能性があります。乾電池を高温な車内に放置してしまうと液漏れや、最悪の場合、火災の原因になる事があるのです。一般的に乾電池を車内に放置する事などあまり考えられないと思うかもしれませんが、お子様用のおもちゃには乾電池が使用されている場合もあるので注意が必要です。

炭酸飲料

飲みかけの炭酸飲料や、未開封の炭酸飲料でも高温状態の車内に放置すると爆発してしまう可能性があります。車内で炭酸飲料が爆発してしまうと、車内がベタベタになり、掃除も大変です。ドライブをする時には、飲み物を必ず持ち込むと言う人は非常に多いと思いますが、炭酸飲料の場合は車内に放置しないようにしましょう。

iphone等のスマートフォン

近年、爆発的に普及しているスマートフォンですが、普及に伴って「車内に置き忘れたスマホが壊れてしまった…」等と言う話がSNS等で報告される事も多くなっていますね。スマートフォンは、本体が高温になると動作を停止してしまう事もあり、時には液晶が割れたり、変形してしまったりすることがあるのです。さらに、スマートフォンに使用されているリチウム電池は、異常な高温状況に置いておくと最悪の場合、爆発してしまう事もあるのです。スマートフォンは、生活の一部になっている人がほとんどでしょうし、壊れてしまうと非常に困ると思いますので、絶対に真夏の車内に放置しないよう注意しましょう。

スプレー缶も爆発の可能性があります。

自動車内には、タイヤクリーナーなどのスプレー缶を無造作に放置している人がいますが、これは非常に危険なのでやめましょう。スプレー缶の横に『直射日光の当たる所や火気等の近くなど温度が 40 度以上となる所に置かないこと』等と注意書きが書かれているように、高温状況ではスプレー缶が爆発してしまう可能性があるのです。特に夏場になると、制汗スプレーや虫よけスプレーなどを車載することが非常に多くなりますが、車外へ出るときに放置してしまうと非常に危険なので注意しましょう。

その他、高温でとけてしまう物

その他にも、プラスチック製のかごなどをダッシュボードに置いておくと、溶けて車内にくっつき取れなくなってしまう事などもあるので注意しましょう。また、口紅などの化粧品を化粧直し用に車内に常備しておくなどといった人もいるようですが、これもやめておきましょう。口紅などが高温で溶けてしまい使えなくなったり、品質が悪くなったりすることがあります。

まとめ

今回は、真夏の自動車関連の注意点として、車内に放置しては危険な物をご紹介してまいりました。本稿でもご紹介した通り、真夏の炎天下での車内温度は50℃をゆうに超え、ダッシュボードなどは80℃近い温度まで上昇するのです。したがって、その危険性を分からないお子様などであれば、何もわからずに触れてしまい、火傷してしまう等といった事故も簡単に起こってしまいます。
また、上記に紹介したようなものを車内に放置してしまうと、最悪の場合、自動車火災なども引き起こしてしまう等、非常に危険だと言う認識をしっかりと持ってください。子供の車内置き去りなどは、TVなどでも頻繁に紹介されますので、その危険性は理解している人が多いでしょうが、本稿でご紹介したように、普段は何の危険性もない物が突然凶器に変わる可能性もあるので、夏のドライブは細心の注意を払いましょう!