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実は危険?車中泊で注意するべき「エコノミークラス症候群」とは

ドライブ&観光

車中泊ができる場所の増加やキャンプの人気が高まっていることから、「車中泊」への注目が高まっております。
最近実際に車中泊をしたことがない方でも、なんとなく車中泊という行為に憧れを抱いたことはお有りなのではないでしょうか。しかし、車中泊は気軽にできるものではありません。そもそも、一般車両は宿泊できるようにはできていませんし、他にも理由は色々とあります。そこで今回は、気軽に車中泊ができない理由の一つでもあり、車中泊で注意すべき点の一つである、「エコノミークラス症候群」についてご説明いたします。

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エコノミークラス症候群とは

車や飛行機の中などで体を長時間動かさないでいると、その後に体を動かした際、肉体的ショックが起こることがあります。これを「エコノミークラス症候群」と呼ばれており、正式名称は「急性肺血栓塞栓」です。エコノミークラス症候群は、場合によっては死に至ることもあります。

死亡事例

この症候群による死亡例はまれなものではなく、新潟中越地震の際、車中泊をしながら避難生活を送っていた女性が死亡した事例や、2017年に報告された330件の医療事故調査のうち、8件は高確率でエコノミークラス症候群による死亡だと診断されています。

エコノミークラス症候群が注目されるようになった経緯

この症候群が近年注目されるようになったのは、震災(災害)からの避難所生活で多発する症例でもあることと、医療現場において高い死亡率が確かめられたためです。

日本人がエコノミークラス症候群を発症する割合は、およそ10万人に3人から4人とは言われていますが、心筋梗塞でも10万人のうち30人から40人の発生確率ですから、他の病気などに比べて決して低い数字ではありません。

また、心筋梗塞がある程度防ぎようがない病気であると言われているのに対し、こちらは少しの意識や、医療関係者の注意で防げる病気でもあります。

また、医療現場で患者を安静にさせ、薬を投与しているはずなのに、エコノミークラス症候群が発症し死亡してしまうというケースも過去にはあったそうです。現代では、患者の体を定期的に動かすことは常識となっていますが、あまりこの情報が浸透していない時代では、防げるはずの医療ミスが多く発生していたのです。

具体的なメカニズム

血は止まることなく動き続けています。例外は外傷あるいは内傷が発生した場合で、その際には血液が凝固しその血管がつまります。このとき発生するのが”血栓”です。血栓の発生は心筋梗塞の大きな発症原因の一つであり、ガンに匹敵する危険性があります。“ドロドロの血液”がダメだと叫ばれるのは、ひとえにこの血栓症ゆえです。水分濃度が低く粘度の高い血液は、血管を圧迫させてしまいます。

筋肉は、血液を循環させるポンプの役割を心臓と同じく担っていますが、とくに足を固めたまま動かしていないと、心臓から遠く、重力の影響を受けやすいため血液が詰まりやくなっています。

車中泊とエコノミークラス症候群

車の中は一般的に寝るには狭く、大型車やシートを取り外した車なら別ですが、快適に眠れるようにできていません。

人は、眠っているときでも無意識に寝返りをうっていますが、車の中だとそれも十分にできません。これは、眠れる/眠れないとは関係がなく、車中泊を問題なく行える人物でも、エコノミークラス症候群にはかかります。先程述べた新潟中越地震からの避難所生活を送っていた女性は、エコノミークラス症候群に地震から2年後に見舞われました。おそらく、車中泊にも慣れていたはずです。また、心理的ストレスも血栓の発生に影響します。そして、車中泊は環境を整えない限り、それほど快適なものではありません。

マンションの高階に住んでいる人は、無意識のうちにストレスを感じているというデータがありますが、それに近いものがあります。車と言っても薄い壁一枚で外と区切られているだけなので、人は警戒心が昂ぶりストレスを感じるため安眠状態に入れません(そして、それは自然界で生き残るために必要なメカニズムでもあります。敵に侵入されやすい状態でリラックスしてしまうと、生き残る確率が減るためです)。

防ぐためにはどうすればいいか?

車中泊でエコノミークラス症候群と、血栓の発生を予防する対応策をご紹介いたします。

定期的な外出

眠る前に、車から降りて歩き回るようにしてください。できるだけ下半身を動かすよう努めてください。

車内での運動

足を何度か組み直したり、体育座りをしてかかとを回しほぐしてください。一緒に深く息を吸い込み、腹式呼吸なども行えばベストです。

水分補給

こまめな水分補給も(1時間ごとがベストと言われており)、血栓を防ぐには大切です。水分補給がなぜ血栓の予防につながるかというと、水分不足は血液の粘化(ドロドロの状態)につながるためです。こまめな水分補給はエコノミークラス症候群の予防だけでなく、脳梗塞の対策にもなるので、実行しましょう。

なぜ大量の水分補給ではなく、こまめな水分補給が推奨されているのかというと、胃の負担の軽減もありますが、急激な水分補給は体の水分バランスやナトリウムバランスが崩れてしまうためです。

いわゆる「水中毒」という状態を引き起こしてしまいますので、喉が渇くか、乾く前に少しずつ水を飲んでください。

足を上げて寝る

少し窮屈かもしれませんが、重力を利用して血が足にたまらないようにしましょう。高くあげなければいけないわけではなく、平行状態で十分です。

症候群」と診断される以前の段階でも、注意が必要

手を紙や包丁で少し切ってしまうのと、大きな刀で切りつけられるのも、身体にとっての負担は本質的には変わりは有りません。これはあらゆる”病気”(症候群)に言えることです。血の巡りが悪いと、血液を通して運ばれる酸素や栄養のめぐりが悪くなり、体のだるさや頭痛にも繋がり、運動能力も低下します。体にダメージを貯めないためにも、水分をこまめにとりましょう。

エコノミークラス症候群にならないためには、車をどう変えるか

まず横になれるスペースを確保しましょう。丸まって寝るのはよくありません。座って寝ることはできるだけ避けてください。避けられない場合は、足元を自由にできるスペースを確保しましょう。軽自動車をフルフラット仕様に変えるのも一案です。

フルフラットが難しければ、助手席を取り外して、持ち運び可能なベッドを設置してください。

エコノミークラス症候群対策グッズ

車中泊以外にも旅客機のご利用の際に使える、エコノミークラス症候群対策グッズを紹介いたします。

フットレスト

健康サンダルを座った状態で再現できるグッズです。体重のかけかたを微妙に変えながら、または足をずらしながらお使いください。

エアクッション

事故や誤操作対策で、車のシートはすべりにくく作られています。体とシートの間にこのエアクッションをはさみ、体を動かしやすくしましょう。

エコノミークラス症候群の事前対策

車中泊中の対策をいくつかご紹介致しましたが、事前にできる予防策もご紹介致します。

アルコールを摂取しない

アルコールと高血圧の関係はよく知られていると思います。お酒を飲むと体があったまった気がすると思いますが、あれは血管が収縮(蠕動)を繰り返し、血流が良くなるからです。しかし、血管が締まることは血栓にも繋がります。ふだんは気にする必要はありませんが、長時間同じポーズをとらなければいけない場合、アルコールの摂取は控えましょう。

服装をゆったりとしたものに変える

寝る際にベルトを締める方はいらっしゃらないかと思いますが、ジーンズなどを履いたまま車で眠ってしまう方は少なくないかと思います。ちゃんとゆったりとした就寝用衣服を身につけてください。

まとめ

エコノミークラス症候群と聞くと、「そんな大げさに」と思われるかも知れませんが、今回ご紹介した内容は、車中泊をしたのちの体の不調やだるさを避ける方法でもありますので、ぜひご参考ください。

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