近年多発するゲリラ豪雨!自動車の冠水・水没には注意しましょう!

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近年、頻繁に耳にするようになった『ゲリラ豪雨』。突然、滝の様な雨が降り始め、一気に道路が冠水してしまう事もあり、ドライバーにとっては非常に恐ろしいものです。
ゲリラ豪雨は、梅雨前線と台風の複合型豪雨とは異なり、大都市のヒートアイランド現象によって起こされているとも言われ、『局地的・突発的』に大都市圏等で豪雨が発生する物です。ヒートアイランド現象が関わっているという事からも分かる通り、このゲリラ豪雨は、7月の終わりや8月等の夏場に多く発生する事になり、これから非常に注意が必要な時期がやってきます。
更に、このゲリラ豪雨は、明確な定義もなく、発生メカニズムすら未だ謎の部分が多いため、天気予報などでも予測が非常に難しいと言われています。したがって、日常生活でいつも走行しているアンダーパスが、突然の豪雨で排水機能が追い付かず、冠水してしまっている事などもあり、そこに自動車で突っ込んでしまい身動きが取れなくなってしまうといった事も珍しくないのです。皆様もTVのニュースなどで、アンダーパスに自動車が水没している映像などを見たことがあるのではないでしょうか?

今回は、ゲリラ豪雨が多発する夏を前に、自動車が水没してしまった時の対処法や、水没してしまった自動車がどうなるのかといった点についてご紹介します。

そもそも自動車ってどの程度の水位まで耐えられるのか?

それでは最初に、「自動車ってどの程度まで水に浸かっても大丈夫なのか?」という事についてご紹介しましょう。日本国内では、公共工事も進み、非常に精度の高い道路が全国で整備されている為「どの程度まで水に浸かってもいいのか?」等、考えたこともないと言う方がほとんどでしょう。
自動車はその構造上、ある程度の水位は耐えられるように設計されている為、水たまりの上を走行する程度では何の問題もありません。しかし、マフラーが水に浸かってしまうほどの冠水は注意が必要です。自動車は、マフラーに水が入ってしまうと、エンジンまで水が侵入してしまう為、走行不能に陥る可能性が非常に高くなるのです。
したがって、ゲリラ豪雨時の対処としては、タイヤの1/3程度の高さまで冠水しているような状況になった場合は、安全に停車できる場所をいち早く探し、自動車から降りて安全な場所に避難した方が良いでしょう。何とか自動車に乗ったまま切り抜けたいと思うのは分かるのですが、その代償として致命的な自動車の故障を招く事や、アンダーパスに自動車で沈んでしまい、命の危険を伴うという事を自覚しておきましょう!
以下の動画は、JAFさんが行った冠水時の走行テストの動画です。冠水時どうなるかよく分かるので、一度ご覧ください。

アンダーパスで自動車が冠水してしまった…

本稿冒頭でもご紹介したように、毎年夏場になるとTVのニュースなどで、アンダーパス等に自動車が冠水してしまっている映像を見ることも珍しくありません。映像を見た時には、「なんであんなところに突っ込んだのだろ?」と、ほとんどの方が思うのでしょうが、普段の日常生活で使用している道路が突然冠水している等、意外と予想できないものです。その為、こういった自動車の冠水事故などは誰にでも起こりうる事だと考えておくべきなのです。万が一、自動車が冠水して身動きが取れなくなった時にも、パニックにならないよう予め対処法を覚えておきましょう。

冠水で自動車が停止した時の対処法

冠水でエンジンが止まってしまったら、無理に再始動させてはいけません。配線などがショートし、致命的な故障を引き起こす可能性が非常に高いです。
自動車から脱出できる場合は、水深に注意してゆっくりと車外に出ましょう。その後、来た方向に歩いて戻り、警察に連絡してください。
車内に水が侵入し、ドアが開かない場合は、緊急脱出用ハンマーで側面のガラスを割って脱出しましょう。
ハンマーなど、ガラスを割る為の物がない場合は、車内の水位と外の水位の差が小さくなるまで待ち、ドアが開閉できるようになるのをパニックにならず待ってください。
警察やJAFなどに救援依頼を要請するのを忘れずに!
自動車がアンダーパス等で冠水してしまった場合、上の動画の様にドアが開かなくなりパニックに陥る事が非常に多いです。しかし、パニックになる事が最も危険ですので、出来るだけ落ち着いて対処するようにしましょう。

エンジンまで水に浸かると自動車の価値は激減…

突然のゲリラ豪雨などで、自動車が冠水してしまいエンジンまで水に浸かってしまった場合、水が引いたとしてもエンジンをかけることは絶対にやめましょう。
特に海水などが混ざっている場合、塩分が含まれる為、通常の水よりも電気が通りやすい状態です。したがって、エンジンをかけた瞬間に配線がショートしてしまうといった事故が非常に多いのです。こういった場合は、必ずレッカーなどで整備工場に持ち込むことを徹底してください。

水没車は『冠水歴』がついてしまいます

エンジンまで水に浸かってしまった自動車は『冠水歴車』として登録され、自動車の骨格部分の修理経験のある『修復歴車』よりも敬遠される傾向にあります。
『冠水歴車』は、見た目的には何の問題もないという事が多いものですが、一度エンジンまで水に浸かってしまうと、様々な電気系統のトラブルを引き起こす可能性が非常に高くなるのです。
冠水歴車は、見た目にも完全に整備した状態としても「いつどこで不具合が起こるか分からない」という不安要素を常に抱えてしまう事になる為、中古車として売却したくても下取り価格が非常につきにくくなるのです。したがって、ゲリラ豪雨等で自動車の冠水被害に遭った場合は、その自動車を買い替えするのか、修理するのか、非常に難しい選択を迫られる事でしょう。

水没車には『悪臭』の問題もあります

自動車の水没は、上述の通り、エンジンや自動車の電気系統に致命的なダメージを与える場合が多いですが、実はそれ以外にも水没特有の後遺症が残る場合があります。
それは、自動車内に『悪臭』が残るという事です。自動車が冠水すると言う状況では、都市の排水機能が間に合わず浸水する事や、河川の氾濫などにより自動車内に水が浸入することになります。こういった場合、侵入してくる水は『真水』等の様に綺麗な水という訳はなく、下水や様々なゴミが混ざった汚い水が自動車内に入ってくるのです。
その為、自動車を乾燥させた後でも汚水特有の悪臭が残り、これは車内をクリーニングしても匂いが残る事が多いと言われています。車内に悪臭が残る自動車を中古車として購入するような方はいないでしょうし、基本的には廃車にするしかないですね。

水没車は廃車買取業者に相談してみよう!

自動車がエンジンまで冠水してしまった場合には、本稿でもご紹介した通り『冠水歴車』として登録され、下取りに出したとしてもほとんどの場合、買取りを拒否されてしまうでしょう。ディーラーなどの下取りは「買い手がつくのか?」という需要の問題が査定価格に直結する為、「いつ不具合が出るのか分からない」「悪臭が残っている」といった自動車であれば買い手など探しようがないのです。
したがって、こういった水没車の処分は廃車買取業者に連絡することをお勧めします。
廃車買取業者は、解体後の車両を鉄やアルミの資源としたり、まだ利用できるパーツをリサイクルしたりすることが可能な為、水没車だとしても高価買取りしてくれる場合があるのです。
自動車が冠水してしまった場合、次の自動車の購入資金をどうしよう…と困ってしまう人も多いと思いますので、そんな時は廃車買取業者を思い出してみてください!

まとめ

今回は、近年頻発するゲリラ豪雨などで自動車が冠水してしまった場合、どのように対処すればいいのか、また、冠水した自動車はどうなるのかといった事についてご紹介しました。
自動車の水没は、ドライバーの身を危険にさらすだけでなく、その後の自動車の価値を激減させてしまう非常に恐ろしいものだという事が分かっていただけたのではないでしょうか?今年も既に6月に入り、今からゲリラ豪雨が本格化する季節も近づいています。万が一、自動車を運転している時にゲリラ豪雨に遭ってしまった場合は、出来る限り安全な位置に移動し、自動車を停車させるようにしましょう!

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