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車内が暑いと思ったらエアコンが故障!?考えられる原因や修理費について考えてみましょう。

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真夏のドライブに欠かせないものと言えば『カーエアコン』ですよね!海岸沿いなどを走行する時には、窓を全開にして海風を感じながらドライブすることも良いものですが、炎天下の日にカーエアコンなしにドライブ等となると、誰もが遠慮したいところなのではないでしょうか?
夏の炎天下では、降り注ぐ太陽光の影響もあり、車内の温度は50℃を超える事も珍しくありません。このような灼熱地獄の様な車内では運転に集中に出来ず、重大事故を招いてしまう危険性があると言えるでしょう。その為、真夏にドライブを行う時には、エアコンは必須と言っても良いアイテムで、皆さんも夏場の運転時にはお世話になっているのではありませんか。しかし、注意が必要なのは、自動車に取り付けられているエアコンは、何のメンテナンスもせずに使用していると、意外と簡単に故障してしまい、エアコンが効かなくなる可能性があると言う事です。家庭用のエアコンは、フィルター掃除をする程度で10年以上も余裕で持つので、カーエアコンも同じような物と考えていたら大間違いです。家庭用エアコンとカーエアコンは、機構も使用状況も全く異なる為、突然のカーエアコンの故障で困ってしまった等といった話はよく耳にします。さらにカーエアコンの修理は、結構な出費が必要になる物ですので、大きな故障になる前に早めにメンテナンスを入れる事をお勧めします。
本稿では、夏のドライブでカーエアコンが効かなくなる原因や、故障してしまった時の対処法をご紹介していきたいと思います。

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エアコンが効かなくなる原因って何?

それでは、カーエアコンが効かなくなる原因についてご紹介していきましょう。カーエアコンが効かなくなる現象については、大きく分けて二つのパターンがあります。

  • エアコンの送付口から風が出ない
  • 送風口から風は出ているけれど冷えない(温まらない)

どちらにしても、ドライブ中の車内が暑くて、運転に支障が出る可能性がある為、早急に対処が必要ですね。以下で、それぞれの症状を発生させる原因についてご紹介します。

送風口から風が出ないのはなぜ?

カーエアコンをつけても、送風口から風が出てこないと言う場合、『ブロアモーター』が故障していると考えられます。ブロアモーターとは、エアコンの風を送り出すための扇風機の様な役割を持っている部品なので、これが故障してしまうとエアコンから冷えた風を送風することが出来なくなるのです。もちろん、何の前兆もなく故障するわけではなく、完全に壊れる前には「カラカラ」「キュルキュル」といった異音が、グローブボックスから聞こえる事が多いので、異音を感じたらすぐに修理する方が良いでしょう。また、ブロアモーター自体の故障ではなくても、これを動かすための配線の故障も考えられます。この場合、ヒューズやレジスター、コントロールスイッチや配線などの不具合が考えられるでしょう。

風は出るのに冷えない(温まらない)

次は、カーエアコンの送風口からきちんと風が出ているのに、車内が全く冷えない(温まらない)と言う場合の原因です。この症状には様々な原因が考えられます。

  • エアコンガス漏れ・ガス不足
  • コンプレッサーの故障
  • コンデンサーファンの故障
  • 冷却水不足(温まらない時の原因)
  • サーモスタット故障(温まらない時の原因)
  • ヒーターコアの故障(温まらない時の原因)

カーエアコンが効かないと言う症状が出た場合には、上記の様な原因が考えられます。単純にエアコンガスが不足している、冷却水が不足している等が原因であれば、そこまで深刻ではないのですが、部品の交換が必要な故障であれば、結構な出費を覚悟しなければいけません。

エアコンが効かなくなった時の対処法

それでは、カーエアコンが効かなくなった時の対処法をご紹介していきましょう。上記の様な故障原因の中で、エアコンガス不足が最も多い原因で、またもっとも簡単に解消できるものです。

エアコンガス不足が原因の場合

エアコンの故障が『エアコンガスの不足』の場合であれば、不足しているガスを充填するだけで解消できます。ガスの充填も5,000円~10,000円程度で出来ますので、修理費用としても比較的安価で済みます。
ただし、エアコンガスは車種によって充填方法、ガスの種類、充填量、ガス圧など、細かな部分が異なりますので、基本的に自分で行うのではなく、整備工場などに持ち込み修理してもらう方が良いでしょう。
しかし、エアコンガス不足については、何らかの原因でガスが漏れている事も考えられます。したがって、ガス漏れの原因によっては、その部分の部品交換が必要になり、修理費用が高額になる場合もあります。

ガス不足が原因でない場合の対処法

エアコンガスが不足しているのではなく、何らかの部品が故障してエアコンが効かなくなっている場合、部品交換が必要になり、出費も大きくなると覚悟しておきましょう。一般的な部品交換箇所とその修理価格を以下にまとめておきます。

原因症状修理費用
コンプレッサーの故障エアコンONでも「カチ」という音がしない5万円~
コンデンサーファンの故障エアコンONでもファンが回らない3万円~
プロアモーターの故障風が出ない2~3万円
サーモスタットの故障(暖房)水温が上昇し、最悪の場合オーバーヒート1万円~

エアコンが、部品の故障が原因で効かなくなっている場合、上記の様な費用が必要になります。もちろんですが、複数箇所が故障している、複雑な故障等といった状況であれば10万円以上の修理費用が掛かる場合もあります。
どちらにせよ、何らかの部品が故障してエアコンが効かない…と言う場合には、大きな出費が必要と覚悟しておいた方が良いでしょう。

まとめ

今回は、夏のドライブには欠かせないカーエアコンが効かなくなってしまった時、その原因や修理にいくらぐらいかかるのか?という事をご紹介してきました。
本稿でもご紹介した通り、『カーエアコンが効かない…』と言う場合でも、その原因は様々で、まずは何が故障しているのか切り分けが必要です。どちらにしても、真夏の炎天下でエアコンなしの運転を考えると、暑さで集中力も散漫になり、重大事故を招いてしまう事にもなりませんので、カーエアコンが効かなくなったと感じたら、早急にディーラーや整備工場に点検してもらう事をお勧めします。