高級車…響きだけ聞くと車の大きさや価格などで決まっているように思えますが、実は高級車には定義があります。
あまり普段は気にすることがありませんが、自動車には査定協会が定める車のランク付けというものが存在しています。

それは特C、特B、特A、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、軽というクラス分けがなされており、例えば事故などが起きた場合の傷ひとつとっても、車のランクに合わせ減点方法も変えられているのです。
高級車を保有していると、保険料の面でも等級が最初から上がっていることも多いので、自分がどのランクの車を購入しようとしているのか、維持費の目安にも知っておくと便利です。

日本における定義であり、海外の輸入車にはまた別の区分が存在しています。

高級車は何で決まる?

セグメント

私たちが車を選ぶ時に参考にするのは、その車がセダンなのか、ワンボックスなのか、コンパクトカーなのか大まかなくくりですが、実際にはそれぞれの車に車格(セグメント)が設定されています。
価格が高くサイズも大きな車のセグメントはF(L)ランクで、順次E、D、C、B、Aとランク付けされています。
FはA、B、Cの流れからのFですが、Full sizeの意味も備えているようです。
最上級クラスのセグメントの車のほとんどは1000万円を超え、明らかに値段からしても高級車となっています。

セグメントの分類方法は、単純に車の幅や全長を含むボディサイズ、価格、その車種の持つイメージなど総合的に判断されています。
サイズはセグメント間で若干かぶるところもありますが、最上級の大型セダンタイプは5mを超えるものばかりです。

価格

Aランク…150~250万円

Bランク…200~300万円

Cランク…250~350万円

Dランク…350~600万円

Eランク…550~1000万円

F(L)ランク…1000~2000万円

この価格はあくまでも車体の価格で、オプションを付けたり内装のランクを上げたりすると、Cランクの車がDランクの価格を超える現象も頻繁に起こります。

逆に、高級車の中にも大衆向けにバージョンを落として手ごろな価格帯にして売り出しているケースもありますので、車のサイズや価格ともに一概には言えないところがあります。

ブランドイメージ

高級車が高級車たる由縁は、メーカー側が最初から高級車というコンセプトで売り出しているところにあります。
トヨタのセンチュリーや日産のフーガのように、それぞれのメーカーを代表する車種として贅を凝らし、エンジン、車体、内装、走行性、安全性、静けさなどあらゆる点で秀でている車をブランディングしています。

カーレースで使う車に企業イメージや技術力の全てを注ぎ込むように、高級車にはメーカーの看板となる高級車のイメージを背負わせているとも言えます。

ナンバー

一般的に3ナンバーのつく車は高級車のセグメントを要しており、5ナンバーと区別されています。
ナンバーにより車格や排気量も違ってきますので、高級車を購入できることに加え、ぜいたく品を維持できる所有者の欲望を満たしているところも重要なポイントです。

任意保険の料率クラス

高級車は盗難の被害も多いため、自動車保険の保険料も最初から高く設定されており、所有者の負担も大きくなります。

以上のように、高級車の定義は様々で人によって高級車に含まない車種も存在しています。
例えばアルファードやヴェルファイアは車体も大きく価格も高い3ナンバーでありながら、形はミニバンタイプの括りに入りますので、高級車と位置付ける人もいれば含まれないとする人も出て来てしまうのです。

国産高級車あれこれ

現在、国産車の中で売り出し価格が2000万円を超えるのがホンダのNSXです。
海外の車に引けを取らないスポーツカーが新たにモデルチェンジされて2017年に復活しました。

2018年6月にはトヨタのセンチュリーがフルモデルチェンジをしてお目見えしました。
エンジンの改良により、馬力を落とさずに燃費を向上させることに成功しています。
車体価格は従来から400万円アップの1900万円台となっています。

まとめ

今回は、高級車の定義とランク付けが実際に応用されるシーンについて触れてきました。
値段だけで言えば、トラックや工場で使用するような特殊車両の方がよっぽど値段が高くなるわけですが、高級車の定義はそこにはありません。
ちょっと高級仕様のワンボックスカーも含まれない説があるので、形はセダンやクーペ型に限定されていることがわかりました。

レクサスのLXのみ例外。なお、トヨタのアルファードとヴェルファイアのハイブリッド・エクスクルーシブ・ラウンジはエンジン、内装ともに最上級グレードにクラスアップされています。

高級車は重量が重いこともあり自動車重量税が高くなりますし、自動車保険も料率区分が上の方からスタートするため、維持費はそれなりにかかります。
憧れはあるけれど、実際に乗り続けるのに現実的な車かどうか?などを判断する材料にもなりますので、購入を検討する場合は自分が欲しい車のランクを知っておくと良いでしょう。