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海外からでも日本で廃車を代行業者に依頼できる?住民票もない場合はどうなる

廃車

海外赴任や一定期間の移住などで海外に行く場合、自宅や車などを日本に残したままにする方も少なくありません。すぐに戻ってくるからとか、帰国時に家を探すのは大変、家財をすべて海外には持って行けないなどと自宅をそのままにしたり、一時的に貸したりする方が多いのです。車についても一時帰国や帰省した時に使えると便利と保有したままで、自宅のガレージや駐車場などに保管したままという方は少なくないでしょう。もっとも、保有期間中も自動車税などがかかったり、駐車場代が継続的にかかったりするほか、海外在住中に車検切れになってしまうリスクもあります。帰国時に使うかもと置いていったものの、やっぱり廃車にしたいと思うこともあるのではないでしょうか。
海外から戻ってくるのが難しい場合や、印鑑証明書や住民票などの登録がない海外暮らしの方が日本で廃車をする場合の方法について、今回は解説していきます。

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海外にいる方が日本で保管している車を廃車にしたい場合はどうする?

国内に住んでいる方はもちろん、海外に居住されている方も代行業者やご家族、親族をはじめ、ディーラーなどに依頼をして、自分名義の車を他人が廃車手続きすることは可能です。血縁関係の有無なども問われず、赤の他人である知り合いや代行業者に頼むことができます。ただし、車検証に記載された車の名義人ではない方が廃車手続きを行う場合には、本人が廃車したい意思を明確にするための委任状が必要です。

廃車手続きを代行してもらうために必要な委任状とは

委任状は専用の用紙があるわけではなく、書式などの決まり事があるわけでもありません。
記入すべき事項が書かれていれば、認められます。委任状として必要な記載事項は、受任者の住所、氏名、委任者の住所、氏名をはじめ、 委任した年月日と 委任内容、廃車にしたい自動車の登録番号と車台番号を記載するとともに、委任者の実印と印鑑証明書の添付が必要になります。
なお、委任状の記載漏れをしたくないという方は、国土交通省のホームページから委任状のダウンロードも可能です。それに従って記入すれば不備になる心配もありません。海外からでもサイトにアクセスできますし、記入例も掲載されていますので、参考にしてみましょう。この点、委任者の署名欄は委任者本人が記載しなくてはならないので、海外で委任状を作成してから、代行を依頼する業者や親族、知人などに送付するのがいいでしょう。

海外にいる場合のプラス対応

もっとも、海外にいる場合、委任状の作成はできても、印鑑登録をしておらず、印鑑証明書の取得や実印が押せないという方が多いかもしれません。海外赴任や移住の際に住民票を抜くと、市町村役場で登録した印鑑登録も抹消されてしまうからです。

そこで、廃車したい車の所有者が海外にいる場合には、次のような書類もプラスして必要になります。車検証と委任状に加えて、住民票の除票と印鑑証明書に代わるサイン証明書、車を親族や知人に譲渡する場合には譲渡証明書、そしてナンバープレート2枚です。住民票の除票は日本で最後の住所を有していた市区町村役場で取得ができます。本人以外の方が住民票の除票を取得するためには、廃車手続きの委任状とは別に市区町村役場に提出する委任状と、代理をする方の本人確認書類の提示が必要になります。なお、住民票の除票の最終住所地が車検証に記載されている住所と異なる場合は戸籍の附票も取得しなくてはなりません。これも取得を代行してもらうには、別途、戸籍がある市区町村役場への委任状が必要です。また、サイン証明書は海外の日本領事館で発行してもらいます。

海外からでも日本にある車の廃車は可能ですが、書類が複雑になるので、事前によく確認してから行いたいものです。

代行業者が便利

廃車手続きは何度も経験するようなものではなく、日本国内にいる方でも陸運支局へ何度も足を運ぶなど手間がかかります。まして海外から、日本に残っている家族や知人などに頼むとなれば、その方の負担も大きいのではないでしょうか。中にはご自身は車の運転もせず、車検証一つとっても何のことだかわからない、陸運局なんて行ったことがない、陸運局に行く足もないといった方もいるかもしれません。
やはり、面倒な手続きを任せるには経験豊富なプロの代行業者に依頼するのがベストでしょう。行政書士に頼む方法もありますが、費用面で考えれば代行業者が便利です。また、手続き代行だけでなく、廃車にしたい車を買い取ってくれたり、故障したりして動かない車も適正にリサイクルしてくれる業者もあります。中にはもう動かせない不動車でも無料で引き取って、無料で廃車手続きをしてくれるという便利な業者もあるので検討してみましょう。
海外にいてもネットを検索すれば、国内で車を保管している場所に対応してくれる業者を探し出すことができ、問い合わせフォームやメールなどを通じて気軽に相談できるので便利です。

まとめ

海外在住中に日本に残してきた車を廃車にするには、代行してもらう方への委任状などの必要書類を揃えれば可能です。代行業者を使えば低コストかつスムーズに海外にいながら、廃車を実現させてくれます。

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