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自分で進める廃車手続き!一時抹消登録申請書の書き方をご紹介します。

廃車

今回は『自分で進める廃車手続き!』シリーズとして、普通車の一時抹消登録を自分で行おうと考えた場合に必要になる『一時抹消登録申請書(OCRシート)』の書き方についてご紹介していきたいと思います。
自動車の廃車は、普段あまり経験することがないため「そもそも誰が行える物なのか?」という事すら、あまり知られていません。その為、一般的には、付き合いのあるディーラー等に手続き代行費用を支払い、廃車手続きを進めてもらおうと考える方が多いものですが、実は知識さえあれば誰が行っても構わない物なのです。ディーラー等に手続きを依頼すると、数万円程度の代行費用が必要になるのですが、自分で行えばこの費用を削減できるため、自分でやってみても良いかもしれませんね。
しかし、自分で廃車手続きを進める場合には、いざ陸運局に行ってみると「一時抹消登録申請書の書き方が分からない…」と困ってしまう事も珍しくありません。
そこで今回は、普通車の一時抹消登録を行う場合に必要になる『一時抹消登録申請書(OCRシート)』の書き方をご紹介します。

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一時抹消登録とは

まずは「一時抹消登録とは何?」と言う部分からご紹介したいと思います。そもそも自動車の廃車手続きには、永久抹消登録と一時抹消登録の2種類があります。その中でも、一時抹消登録とは、その名前からも分かるように『一時的に自動車の登録を抹消する』手続きの事を指しています。
どのような時に行うのかと言うと、海外出張や長期入院をすることになり、しばらくの間は自動車を使用しないことが決まっている場合等に進める廃車手続きとなります。これは、自動車という物は、使用の有無に関わらず登録が残っている状態であれば自動車税などの税金の支払いが必要になる為、それらをストップする金銭的メリットを得る目的で行います。したがって、中古車販売店などが、在庫の自動車を保管しておくためによく利用する廃車手続きでもあります。
この一時抹消登録は、普通車の場合は運輸支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会に行って進める必要があります。

一時抹消登録に必要な書類

それでは、一時抹消登録に必要になる書類もまとめてご紹介しておきましょう。必要書類が足らなければ、もちろん廃車手続きを進める事が出来ませんので、忘れずに用意しましょう。

所有者の実印と印鑑証明(発行後3ヶ月以内)
車検証
ナンバープレート(前後2枚)
手数料納付書
一時抹消登録申請書(OCRシート)
一時抹消登録完了後には『登録識別情報等通知書』が発行されます。この書類は、自動車を再登録する場合や、最終的に解体をしたいといった時に必要になるので大切に保管しましょう。

一時抹消登録申請書(OCRシート)について

それでは最後に『一時抹消登録申請書(OCRシート)』の書き方をご紹介します。一時抹消登録申請書は、運輸支局の窓口で貰う事が出来るので、そこで貰い記入しても構いません。また、国交省のホームページでダウンロードし、記入したものを持ち込むことも出来ますので、必要な方は以下のボタンからダウンロードしてください。ただし、ダウンロードして持ち込む場合は、国土交通省のホームページにあるOCR申請書の印刷等に関する注意事項をよく確認して、その仕様を守るようにしてください。

一時抹消登録申請書(OCRシート)の書き方例

一時抹消登録申請書の記入は、以下の点に注意してご記入してください。運輸支局にも書き方例が置いています。

①一時抹消登録申請書の最上部の『一時抹消登録』のマスにチェックをいれます。
②業務種別の欄には『9』を入れます。抹消のマスには、一時抹消の場合には一時使用中止の『2』を記入します。
③自動車登録番号部分には、車検証に記載されているナンバープレートの番号を記入します。
④車台番号の欄には、車検証に記載されている車台番号の『下7桁』を記入します。
⑤所有者の欄には、車検証に書かれている所有者の氏名・住所を記入し実印を押します。
⑥自動車の一時抹消申請を行う、陸運局名と日付を記入します。
⑦使用の本拠の位置の欄には所有者と同じ場合は、所有者住所に同じと記入します。自動車の所有者と使用者が異なる場合は、車検証に書かれている使用の本拠の位置を記入します。
⑧一時抹消登録申請の場合は、一時使用中止のマスにチェックを入れます。

まとめ

今回は、自動車の廃車手続きの中でも、普通車の一時抹消登録で必要になる一時抹消登録申請書(OCRシート)の書き方についてご紹介してきました。
自動車の廃車手続きに関しては、多くの方がディーラー等に依頼しなければ出来ないと勘違いしているかもしれませんが、知識さえあれば誰が行っても構わない物です。ただし、自分で廃車手続きを進めようと思えば、時間も手間もそれなりに必要になる為、自分でやるのが正解ともなかなか言えません。もちろん、費用的な面を考えれば、自分でやる方が確実に安くつきますので、とにかく安く収めたいと考えているのであれば、今回の記事を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか!