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結婚や離婚で車検証の名義と苗字が違う。この場合って廃車出来るの?

廃車

今回は、自動車の廃車手続きを進めようと思った時に、通常の廃車手続きの流れではスムーズに廃車手続きが進まないといった場合についてご紹介したいと思います。
そもそも皆さんは、自動車の廃車とはどういった物か正しく理解していますか?自動車の廃車は、その自動車を「スクラップにする事」と認識している方も多いものですが、これは違います。自動車の廃車は、その自動車の登録を抹消する手続きの事を指しており、廃車にも一時的に登録を抹消する『一時抹消登録』と、二度と公道で使用できなくする『永久抹消登録』があるのです。そして、この廃車手続きを自分で行おうと思った時には、車検証に記載されている『所有者』の名義と一致していなければいけません。したがって、結婚や離婚などで車検証に記載されている『姓(名字)』が変わってしまうと通常の流れでは廃車手続きが出来ないのです。いくら「結婚して名字が変わっただけで、本人です!」と口で主張したとしても「名字が異なる=名義が異なる」と判断されてしまうのです。では、こういった場合の廃車手続きはどうすればいいのでしょう?もちろん、こういった状況でも二度と廃車出来ないという訳ではありませんので、今回はその方法についてご紹介したいと思います。

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名義が異なったままでは廃車できない!

自動車の廃車を『スクラップにする!』といった認識を持っている方であれば、「結局スクラップにするだけだし」などと、何時いかなる時、どんな自動車でも廃車に出来ると思っているかもしれませんね。しかし、自動車の廃車とは、冒頭でもご紹介した通り『自動車の登録を抹消する手続き』の事ですので、手順や必要書類などがきちんと規定されています。その為、その条件に合わない場合は、廃車手続きを進める事が出来ない状況などもあるのです。

車検証の名義と苗字が異なる場合は?

それでは、結婚や離婚で車検証の名義と『姓(名字)』が異なる場合はどうでしょう?答えから言ってしまうと、そのままの状態では廃車手続きを進める事ができません。例として『山田 花子さん』が結婚して、『山下 花子さん』になった場合を考えてみましょう。車検証の所有者名義には『山田花子』と記載されており、実際に廃車手続きに来た人の名前は『山下花子』です。この場合、いくら本人だと主張したとしても、書類上はどう見ても別人ですよね。その為、このような場合には「名字が異なる=名義が異なる」と判断され、廃車手続きを進める事が出来ないのです。
では、どうすれば廃車手続きを進める事が出来るのでしょうか?このような時は、通常の廃車手続きとは別に戸籍謄本などの必要書類を用意する必要があるのです。以下で、車検証の名義と名字が変わってしまった場合に必要になる手順を見ていきましょう。

車検証の名義が異なる場合の廃車手続き

それでは結婚や離婚などで車検証の名義とは『姓(名字)』が変わってしまっている場合の廃車手続きを見てみましょう。このような場合でも、必要な書類さえ用意すれば問題なく自動車の廃車を進める事は出来ます。手続き的には、以下の2つの手順を同日に行う事になるのです。

  • STEP1 車検証の名字を、現在の名字に変更(名義変更)
  • STEP2 ここからは通常の廃車手続き

つまり、まずは車検証の所有者欄の名義を現在の名前に変更して、その後、通常の廃車手続きを進めるといった手順です。そこまで難しくはなさそうですね!ただし、現住所と車検証の住所が同様の場合と、引っ越しによって現住所と車検証の住所が異なる場合では必要になる書類が変わってきますので注意が必要です。以下で必要書類を見てみましょう。

現住所と車検証の住所が同じ場合

車検証の住所と現住所が同じで、所有者の『姓(名字)』が異なる場合に必要になる書類は、『戸籍謄本(こせきとうほん)』または『戸籍抄本(こせきしょうほん)』です。戸籍謄本や戸籍妙本は、本籍地の役所のみで発行できる書類ですので、遠方から取り寄せる必要がある場合などには時間がかかるので注意が必要です。

戸籍謄本(とうほん)戸籍抄本(しょうほん)
戸籍謄本の交付は本籍地のみで可能です。この書類は、世帯全員(親・兄弟・子どもなど家族全員)の戸籍情報が記載されています。戸籍抄本の交付は本籍地のみで可能です。戸籍抄本は申請者のみの戸籍情報が記載された書類です。

現住所と車検証の住所が異なる場合

車検証の住所と現住所が異なっている場合には、上述した『戸籍謄本(こせきとうほん)』または『戸籍抄本(こせきしょうほん)』にプラスして『戸籍の附票』を用意しなければいけません。戸籍の附票も謄本・抄本と同じく本籍地の役所のみでの交付ですので、二度手間にならないよう住所が同一かどうかしっかりと確認し申請しましょう。

戸籍の附票(こせきのふひょう)
戸籍の附票は、謄本などとは違いあまり馴染みのない物かもしれませんね。これは、住所の移転履歴が記録された書類で、本籍において住民票を移動した履歴を記しています。

面倒な廃車手続きは廃車買取業者に

結婚や離婚によって、車検証の名義と『姓(名字)』が変わってしまった場合に必要な書類は分かりましたね。自動車の廃車は、一般の方であればほとんど経験する事のないような手続きですので、どのような書類を用意しなければならないのか、全く分からないといった方も少なくないでしょう。本稿でご紹介したように、普段は全く気にもしないような車検証の名義ですが、そこの名字が変わっただけで必要書類が増えてしまうなど、廃車手続きは意外と手間も時間もかかりますし、少しの不備でも廃車手続きが完了できなかったと言うお話など珍しい事ではありません。
そこで、面倒な廃車手続きは『廃車買取業者』に依頼することをお勧めします!
廃車買取業者は、聞いたことがないと言う人も多いかもしれませんが、面倒な廃車手続きを全て無料で代行してくれる業者さんです。さらに廃車買取業者は、解体した後の車両を鉄やアルミの資源としたり、まだ使用できるパーツを取り出しリサイクル出来る為、廃車にするような自動車でも買い取ってくれるのです。自動車の廃車は、お金を払って誰かに依頼するか、時間と手間をかけて自分で行う物と考えていた人も多いでしょうが、現在ではボロボロになった自動車でも売却できる時代なのです。廃車買取業者であれば、廃車のプロですのでどのような状況下の廃車でもスムーズに進める事が可能です。自動車の廃車が必要になった時には、手間無く廃車手続きが出来、さらにお金が貰える廃車買取業者が最も賢い廃車方法なのではないでしょうか!

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まとめ

今回は、少し特殊な廃車手続きとして『車検証の名義と姓(名字)が異なる』場合はどうする?という事についてご紹介してまいりました。結婚や離婚で名字が変わってしまうと言う状況は、誰にでも可能性のあることですので、今回ご紹介した内容は、是非覚えておきましょう。自動車の廃車は。本稿でもご紹介した通り、細かな部分まで決まりごとがある為、いざ廃車手続きを進めようと思った時に「書類が足らなくて困ってしまった…」なんて状況は珍しくありません。特に自分で廃車手続きを進めようと考えている場合には、せっかく時間を取って行政機関まで手続きに行ったのに、1枚の書類がないだけで廃車できなかった等、たまった物ではありませんね。
しかし、廃車買取業者であれば、数多くの廃車手続きを代行しているため、どのような状況の廃車手続きだとしてもスムーズに進めてくれます。また、廃車にするような自動車でも高価買取りしてくれるので、自動車の廃車が必要になった時には、廃車買取業者に連絡してみてはいかがでしょうか?