車を使った旅へ

人生で一度は一人旅に出てみたい、そんな事を考えた事はありませんか?

自分探しの旅もいいでしょう、普段と違う事に挑戦することは新しい自分を見つけるのに最適です。
観光目的の旅もいいでしょう、旅行会社を利用するよりもゆったりと観光を満喫できます。

聖地巡礼の旅もいいでしょう、神社やお寺巡りなどや、あるいはドラマの撮影地やアニメ・漫画のモデルとなった場所に行ったりなども通称とはいえ立派な聖地巡礼です。
旅をするなら徒歩も良いですが、流石に徒歩ではやたらと縦に長い日本国内を旅するのは厳しいでしょう。伊能忠敬の様に歩いて日本各地を巡るのも良いかも知れませんが、流石に数年単位で旅をするのはちょっと……という人もいるでしょう。

ではバス・飛行機を使うという方法は?
メジャーではありますが、予約が必要でいつでも好きな時に旅ができるというわけではありません。数日間の旅ともなればホテルや宿の確保だって必要です。

今回は、事前に準備こそ必要ですが、「車中泊」を活用した一人旅をご紹介します。

車中泊、文字通り「車に泊まる」事ですが、移動の足として便利な車、交通の便が不便な地域だと必須だったりもしますね。そんな車で旅をしながら、夜になったら車中泊で過ごし、また旅をする。そんな非日常的な楽しみが車中泊では可能です。

極論座席で座ったまま寝ることができるのであればほぼ、車中泊は全ての車両で可能と言えます。しかし、「旅」というくらいなのですから、ある程度の期間車中泊をする必要があるわけで、毎回毎回座ったまま寝るというのはかなり厳しいものがあります。

そのため、車中泊に向いた車も一緒にご紹介していきます。

車中泊に必要な物・知識

まずは車中泊に必要な物や知識について。必須と言えるのは、もちろん「車」です。

キャンピングカーなどの大型の車が必要なのかというと、そんな事はありません。車中泊で旅をしている方の中にはあえて小型車両を選んでいるという方もいます。最低限寝ることができる空間があれば良し、より快適に旅をしたいのであれば拡張性のある車を用意すると良いでしょう。

車中泊グッズ

次に車中泊グッズです。
車中泊用のグッズというものは、国内発以外のものでも色々とあります。

例えばアメリカなどは車中泊やトレーラーハウスを利用するような方も多いため、車中泊向けのアイテムや車中泊に活用できるアイテムが多数存在しています。

車中泊グッズとしては、防犯グッズも必要でしょう。
車中泊をする場所、例えば駐車場やサービスエリアでも危険が一切ないとは言い切れません。
それこそ窓ガラスを割られ、そのまま襲われる事だってあり得るのです。だからこそしっかりとした防犯対策をしておく必要があります。

また、ガソリン携行缶で予備の燃料をきちんと確保しておくことも大切です。

頭に入れておくべき知識

続いて知識ですが、これは「安全に車中泊ができる場所」に関しての知識です。基本的に車中泊は宿泊と比較しても危険であるというのは前述の通りです。

できうる限り安全な場所を調べておくということはとても大切です。警戒はもちろん必要ですが、比較的安全度が高く、定番なのがサービスエリアです。車で立ち寄る場所なので当然ながら駐車場があり、そして買い物や食事も行え、トイレもあります。

次に駐車場、流石に路上駐車していると警察のお世話になることもあるため、できる限り駐車場のある場所で車中泊をするようにした方が安全です。

様々な対策は必須

さて、防犯対策が必要だと解説しましたが、防犯以外にも車中泊をする上で、対策の必要があることは色々とあります。

「寒さ・暑さ対策」

1つ目は「寒さ・暑さ対策」です。車内空間というのは外の温度がダイレクトに車内に伝わります。
極端な話、冬場に雪の降るような場所で寝ると、そのまま凍死する可能性だってあります。
暑い所で寝て熱中症…という事態もあり得ます。しかし車には「エアコン」が搭載されていますよね。古い車種だと搭載されていないこともありますが、大抵の車にはエアコンがあります。

このエアコンをつけていれば問題ない……というわけにもいきません。大抵の車の場合エアコンをつけるにはエンジンを入れた状態、つまりアイドリング状態にしておく事になります。

実はこの状態で、「運転席で寝る」のはとても危ない状態です。

アイドリング状態でアクセルペダルを踏んでも、それだけでは車は進みません。走れる状態のまま眠ってしまい、アクセルペダルを踏んでそのまま事故を起こすということもあるかもしれませんので、そういった意味でもエンジンは切っておくべきなのですが、それはさておき話を続けます。

このアクセルペダルを踏んだままだとタイヤは動かないものの空ぶかし、つまりレーシングを行う事になるわけなのですが、実はこの状態でも排気ガスが発生しており、発生した排気ガスが排気管に流れ続けます。

別に排気ガスは外に出るから問題がないのでは?と考える方もいるかも知れませんが、排気ガスというものは「熱」を持っており、排気ガスを通す排気管も排気ガスによって加熱します。その加熱をどうやって冷ましているかと言うと、走行によって流れる風によって空冷しているのです。

しかしレーシング状態では当然ながら車は走らないため、空冷効率が下がり排熱によって加熱を続けます。その結果排気管を支えているパーツや、あるいは車内のどこかが発火する恐れがあり、事故につながる可能性があるのです。また、雪の降る地域に住んでいる方であれば「マフラー部分に雪が詰まる」といった経験があるのでは無いのでしょうか?この状態だと排気ガスが外に出なくなるため、外に出られない排気ガスが車内に充満してしまい、一酸化炭素中毒事故が発生する可能性があります。

気づいて起きられるのであればまだ良いものの、大抵の場合はそのまま目がさめること無く、一酸化炭素中毒によって亡くなってしまうなんてことが冗談でもなく発生してまいます。そのため、できる限りエンジンは切った状態で寝るようにしましょう。

暑くて、あるいは寒くてそんなわけにもいかないという場合は、後部座席か助手席の方に移動して寝るようにしましょう

車のパーツの故障などに備えた「万が一の対策」

他にも「万が一の対策」というものはしておくに越したことはありません。

この万が一というのは様々なトラブルに対しての対策です。例えば「燃料切れ」の対策、車は燃料で動く以上、燃料が必須です。前述の通り予備のガソリン携行缶を用意しておくなどで対策をしておくことで、旅の途中動けなくなるなんてことも無くなるでしょう。

他にも「タイヤのパンク」の対策があります。タイヤがパンクしたり、足回りに問題が出ると事故に直結するといっても過言ではありません。

予備タイヤを搭載しておくなど、万が一パンクしても取り替えられるようにしておきましょう。

これらの対策も、車中泊に適した車であれば容易に行えたりします。

車中泊に適した車

それでは最後に車中泊に適した車をご紹介しましょう。
具体的にこの車が良い!という紹介ではなく、「こういった要素がある車が適している」という紹介になるため、ちょっとした工夫で普通の車も車中泊用に調整できるかも知れません。

「車室の広さ」

まず1つ目にして最大の要素が「車室の広さ」です。

車中泊において最も危険で発生しやすい問題が「エコノミークラス症候群」というもので、これは長時間同じ姿勢で居ることで発生します。

車内の空間が狭いということは、それだけ窮屈ということであり、寝返りを気軽にうてるスペースが無いと、エコノミークラス症候群の可能性が高くなります。そのためある程度スペースのある車が車中泊に適していますが、通常の車でも、段差を埋めてシートを引いたりなどして寝床を作るなど、対処は可能です。

「オプションのつけやすさ」

次に、「オプションのつけやすさ」です。オプションがつけやすく、さらに予備のタイヤなど、車内に搭載するには大きい荷物を外付けできるような車は車中泊に適していると言えるでしょう。例えば「キャンピングカー」などは、オプションが豊富につけられます

車内の広さは勿論のこと、ある程度車内で生活できるだけの設備を用意できるのが魅力的です。相応に値が張る事と、見た目が目立つというのが欠点ですが、本格的に車中泊で旅をしたい方にはおすすめです。

まとめ

以上、非日常の旅を楽しむ事ができる車中泊について解説しました。
寒さ・暑さ対策、防犯対策、そしてエコノミークラス症候群に注意して車中泊を楽しむことができれば、国内であれば車だけで色々な場所に行くことができるようになります。

くれぐれも路上で、車中泊をして警察のお世話にならないように注意しましょう。