新車で楽しい気分でドライブをしていたら、不慮の事故に遭い、車が廃車になってしまった…。

精神的にも非常にショックですが、払っている途中の車のローンはどうなるのでしょう?

その際の保険はどのようにおりるのでしょうか?保険と事故とローンの関係について説明していきます。

車の保険の補償内容

自動車の保険には、「自賠責保険」と「任意保険」の2つあります。

自賠責保険はすべての車に加入義務があり、対人事故の被害者に対してのためのものです。

任意保険は、自賠責保険では足りない部分を任意で補います。賠償補償、傷害補償、車両補償など数種類あり、それぞれ補償内容が違います。

賠償補償は、事故の相手方の人だけでなく物にも補償の対象が及びます。

傷害補償は契約者自身や同乗者に対するもので、車両補償は自身の車に対するものです。

車のローンはどうなるの?

車が事故に遭い全損になってしまった場合も、残念ながらローンの金額に変わりはありません。

それどころか、担保になっている現物の車がなくなるので、ローン・クレジット会社から一括返済を求められます。

車両補償をつけている場合

車両補償をつけていれば、保険金が出るのでローンの支払いに充てることができます。

車両補償をつけていない場合

任意で車両補償をつけていない場合だと、補償を受けられず、一括返済となったローンだけが残ります。

事故というのは突然の事で、金銭的に余裕のある時ばかりではありません。支払いが難しい場合はすぐにローン・クレジット会社に連絡をして支払いの相談をするのが良いでしょう。

もちろん希望が通らない場合もあるので、ローンの借り換えを行っている会社を探す手もあります。

ローンの借り換えとは?

ローンの借り換えとは、現在のローン支払いを新しい業者に代行してもらい、その業者との間にまた新しくローンを組み直すということです。

便利に使えば毎月の支払いの整理ができ金銭的に余裕が生まれますが、借り換えをして毎月支払いが減額される、という単純な話ではありません。

良い点・悪い点がそれぞれ存在し、毎月の支払額が減らせる可能性が高いですが、元の借り入れ先、新しい借り換え業者、どちらとの間にも手数料が発生することや、審査や手続きなど手間がかかるリスクがあります。

借り換え業者での審査通過

  1. 元の借り入れ先へ手続き
  2. 繰り上げ返済手数料も含んだ金額を借り換え業者が返済
  3. 新しい借り換え業者と、すべての手数料も含んだ金額の返済計画を立てる
  4. 契約

という流れになります。

借り換えのポイント!

「ローンの残り金額」・「返済期間」・「金利」、この3点をチェックしましょう。

特に、毎月の支払額を抑えるには、現在より金利が低い状況にしなければなりません。

元の借り入れ先と締結している契約の金利が1~2%の場合、これ以下を望むのは現実的ではないので、毎月の返済額を抑える目的での借り換えは、ほぼ意味がないと言っていいでしょう。

業者によっては保証料込みの表示ではない場合もあり、金利体系にも一定の条件で変動する「変動金利」と、一切の変動がない「固定金利」があるので、確認が必要です。

廃車になった場合でも…?

全損の車両を廃車にするのにもお金がかかってしまいます。

実はそういった事故車を買い取ってくれる業者も存在します。車ごと買い取って、まだ利用できるパーツを業者でピックアップする、ということもできるので、破損部分が大きい車に値段が付くことも多いです。

これで少しでもローン支払いのお金に充てられれば嬉しいですよね。

無料で車体の引き取りを持ちかけてくる業者もありますが、その前に買い取ってくれる業者を探すのが良いかもしれません。

廃車にも手続きがある…!?

ローンの支払いが終わっていないと、車の所有権の解除と、廃車の手続きができません。
そうなると乗ってもいない車の自動車税がいつまでもかかってしまいます。
車が突然の事故で無くなった上に、税金まで払い続けるのは辛いことです。

自動車税は、廃車手続きを済ます月までの支払い義務がありますが、こんな時は陸運局で一時抹消という手続きをとるようにしましょう。先に税金の差し止めを行うことができます。
そして、ローンの支払いが終わった後にもう一度陸運局に出向き、永久抹消の手続きをします。

手続きのために、車検証を見て、自動車の所有権を持っているのは誰なのか確認しましょう。
ローン会社やディーラーの名義になっていませんか?この場合は自分で手続きができないので所有権の移行を先に行う必要があります。

まとめ

車両補償を付けていても、契約者の過失が大きい場合、補償が受けられないこともあります。

例えば、

  • 無免許運転
  • 飲酒運転
  • 故意による事故
  • 麻薬・薬物乱用による心神喪失状態で起きた事故
  • 違法改造車両の事故
  • 地震、津波などによる損害(自然災害に対応している補償を付ける必要がある)

こんなパターンです。

車両補償の範囲は保険会社により差があるのでよく確認して契約してください。

ローンや保険について知識を得て、もしものことがあった時に、どう対応したらよいか理解しておきたいですね。