トヨタ自動車は2020年12月1日、「プレミオ」「アリオン」「ポルテ」「スペイド」「プリウスα」の5車種の生産を終了すると発表しました。
「ポルテ」「スペイド」は2020年12月上旬に既に生産が終了していますが、「プレミオ」「アリオン」「プリウスα」は2021年3月末に生産が終了することが発表されています。
コロナの後継モデルであるプレミオ、カリーナの後継モデルであるアリオンは14年、プリウスをベースモデルとしたプリウスαは10年というロングセラーとなったにもかかわらず、生産終了が決定した背景には、2020年5月から国内のトヨタ全系列で開始された全店舗での全車種の取扱いが大きな要因だと言われています。
これまで、トヨタ系列の販売店は、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店の4チャンネルに分かれ、それぞれに専売モデルを設定することで、多種多様なラインナップを実現していました。
しかし、全店舗での全車種の取扱いが開始されたことにより、複数の店舗を回る必要性がなくなったものの、車種整理が必要となったのです。