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飲酒運転は絶対にNG!飲酒運転の罰則や罰金をご紹介します!

自動車のマメ知識

先日全国的に梅雨明けが宣言され、いよいよ本格的な夏がやってきます。皆様も、すぐそこまで来ている夏休みに、家族や友人、恋人と様々なレジャーを計画されている事でしょう。その中でも、夏休みのレジャーと言えば、海水浴やキャンプ場でのバーベキュー等が非常にメジャーで、他の季節と比較しても、お酒にまつわるイベントごとが非常に多くなります。
そこで注意してほしいのが『飲酒運転は絶対にNGだ!』という事です。近年では、飲酒運転の罰則も非常に厳しくなっているのですが、それでも飲酒運転による死亡事故は毎年かなりの件数がTVなどでも報じられています。特に飲酒運転による事故は、小学生の列に突っ込んだり、歩行者をはねたのに飲酒を隠すために逃走したりと、かなり悪質な事件も目立ちます。昔からよく言われるように『飲んだら乗るな、乗るなら飲むな』の言葉を徹底して、お酒を飲んで自動車の運転をすることは絶対にやめましょう。
飲酒運転は、あなたの命だけではなく、全く関係のない人の命まで危険にさらしてしまう非常に恐ろしいものなのです。そこで今回は、改めて飲酒運転の恐ろしさをご紹介したいと思います。

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飲酒運転にはどんな危険がある?

それでは最初に、飲酒した状態で運転するとどのような危険があるのか?という事についてご紹介していきましょう。普段からお酒を飲む人であれば、お酒に酔った自分が「どのような状態になるのか?」と言う点についてはよく分かっていると思います。警視庁が発表したデータによると、飲酒運転によって引き起こされた死亡事故は、飲酒していない状態と比較すると、なんと8.7倍にもなるのだそうです。これが下で紹介する『酒酔い運転』での状態となると18.3倍になり、飲酒運転がどれだけ恐ろしい事なのか一目でわかりますね。
それでは、なぜ飲酒状態での運転がこれほど危険になるのでしょう?これは、アルコールに脳を麻痺させる作用がある為で、脳がマヒした状態で運転した場合には、以下の様な悪影響が出る為です。

  • アルコールによって視野が狭くなり、信号の見落としや歩行者の見落としが増える
  • 運転中の集中力が落ちるので、咄嗟の判断や反応が出来なくなる
  • 気分が高揚し、スピードを出しやすくなる
  • 運動能力が低下する為、咄嗟のハンドル操作やブレーキが遅れる
  • 平衡感覚が乱れるので、自動車を真っ直ぐ走らせることが出来ない
  • 急激な眠気に襲われ、居眠りしてしまう

飲酒運転には、上記の様な悪影響があり、これを見ると事故を起こさない方がおかしいぐらいですよね!飲酒運転を行う人は「自分はお酒に強いから!」等と、自分勝手に考えている人が多いのでしょうが、アルコールを摂取していれば、普段とは違う状態なのは間違いないのです。したがって、自分を過信せず絶対に飲酒運転はやめましょう!

飲酒運転には種類があります

飲酒運転

飲酒運転の恐ろしさは分かっていただけましたね。ここからは、飲酒運転がどのような物なのかという点についてご紹介していきましょう。
普段皆さんが使用している『飲酒運転』という言葉ですが、そもそも法律上では飲酒運転という項目はありません。道路交通法で定められている飲酒運転の罰則は『酒気帯び運転』と『酒酔い運転』の2つで、これは呼気1リットルに対するアルコール濃度で判断する物です。『警察24時』等のTV番組で、特殊な機械を使用してアルコール濃度を測定している場面は皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?
この2つの違いは以下の様に判断されます。

違反の種類呼気1L中のアルコール濃度

酒気帯び運転0.15mg以上
酒酔い運転0.5mg以上

どれほどのお酒で上記の数値が出るのかと言うと、一般的には350mlの缶ビール1本で酒気帯びとされる『呼気中アルコール濃度0.15mg』に達し、缶ビール4本で『呼気中アルコール濃度0.5mg』になると言われています。これはもちろん個人差があります。
一言に飲酒運転と言っても、上記の様に種類があるのです。もちろん、どちらの場合でも非常に厳しい罰則が規定されています。

道路交通法では『何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはいけない』と定められている為、一口だけだとしても運転してはいけません。そもそも飲酒運転は、罰則があるとかの問題ではなく、人の命に係わる事です。少量だとしても、お酒を口にした時は絶対に運転することは控えてください。

飲酒運転の罰則について

それでは最後に、飲酒運転をしてしまった時の罰則についてご紹介しておきましょう。飲酒運転は社会問題にもなっており、非常に厳しい罰則が用意されています。もちろん、飲酒運転はドライバーや全く関係のない第三者の命を危険にさらす非常に危険な行為ですので、罰則の有無に関係なく絶対に行ってはいけない行為と言うのは覚えておきましょう。

飲酒運転を行ったドライバーに対する罰則

飲酒運転を行ったドライバーに対しては非常に厳しい罰則が用意されています。

違反種別点数罰則
酒酔い運転35点5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
酒気帯び運転0.25mg以上25点3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
0.25mg未満13点

飲酒運転の同乗者も罰せられる場合があります

本稿でも何度もご紹介しているように飲酒運転は非常に危険な行為です。その為、飲酒運転の自動車に一緒に乗っているだけでも厳しい罰則を受ける場合もあるのです。もちろん、運転者がお酒を飲んで運転している事を知らなかった場合には処罰されることはありませんが、警察からは厳しく追及される事になります。また、居酒屋などのお酒を提供するお店も、自動車を運転するとわかっていたのにお酒を提供すると『酒を提供した者』として処罰されてしまいます。近年、居酒屋等でお酒を注文する際「運転される人はいますか?」等と質問されることは多いでしょう。これは『運転する予定の人にはお酒を提供しないため、きちんと確認した』というお店の防衛のためです。
飲酒運転の際、ドライバー以外に規定されている罰則は以下の様に定められています。

車両提供者

運転者が酒酔い運転5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
運転者が酒気帯び運転3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

車両の同乗者・酒類の提供者

運転者が酒酔い運転3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
運転者が酒気帯び運転2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

まとめ

今回は、社会問題にもなっている飲酒運転について、その危険性や厳しい罰則についてご紹介してきました。飲酒運転は本稿でもご紹介している通り、正常な判断も出来ない状態で自動車を運転している事になり、第三者の命まで巻き込んでしまう非常に悪質で危険な行為だという事を強く認識しておきましょう。確かに、事故の中には避けられない場合もある事でしょう。しかし、飲酒運転に関しては、ドライバーが強い心を持っていれば絶対に防げるものです。「少量だから大丈夫!」や「自分はお酒に強いから!」など自分勝手な事を考えず、少量でもお酒を飲んだらタクシーや代行サービスを利用するようにしましょう。
時に7月・8月と言うのは飲酒運転が増える時期と言われ、普段よりもお酒を飲む機会も多いので、お酒が提供される場所に行く場合には公共交通機関を利用するなど、徹底しましょう!