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トヨタ「ヤリス」など4万5373台をリコール!インプットダンパなどに不具合(令和2年12月16日)

自動車メーカー

トヨタ自動車は、令和2年12月16日に令和元年から令和2年に生産された「ヤリス」「ヤリスクロス」の一部車両のリコールを国土交通省へ届け出ました。
リコールで届け出られた不具合は2つあります。

1つ目は、ハイブリッドトランスアクスルのインプットダンパにおいて、防錆油の塗布が不適切であることから、ダンパの動力伝達部に付着する可能性があるというものです。これにより、急加速をする際、当該のダンパに異常な滑りが生じて警告灯が点灯し、最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止する恐れがあります。この不具合件数は74件となっています。
この不具合に対しては、インプットダンパを良品と交換することで対応するということです。

もう1つの不具合は、後部中央座席において金属製ブラケットの加工が不適切であったことから、衝突時の衝撃により鋭利な端部でシートベルトが損傷する可能性があり、最悪の場合、シートベルトが破断し、正しい拘束ができなくなる恐れがあります。この不具合件数は0件です。
この不具合に対しては、シートベルトアンカブラケットに保護材を追加することで対応するということです。

リコール対象となるのは計4万5373台で、リコール時点での事故は発生していないということです。

車名/通称名型式対象車の車台番号対象車の製作期間リコール対象台数
トヨタ/ヤリス6AA-MXPH10MXPH10-2000000~MXPH10-2036366令和元年12月11日~令和2年9月24日26,903
6AA-MXPH15MXPH15-0001001~MXPH15-0007656令和元年12月11日~令和2年9月24日5,034
トヨタ/ヤリスクロス6AA-MXPJ10MXPJ10-2000002~MXPJ10-2004041令和2年7月15日~令和2年9月23日112
6AA-MXPJ15MXPJ15-2000255~MXPJ15-2001454令和2年8月24日~令和2年9月22日26
5BA-MXPB10MXPB10-2000000~MXPB10-2003272
MXPB10-3000000~MXPB10-3000352
令和2年7月15日~令和2年10月17日
令和2年9月23日~令和2年10月17日
3,099
329
5BA-MXPB15MXPB15-2000000~MXPB15-2001160
MXPB15-3000000~MXPB15-3000065
令和2年7月15日~令和2年10月17日
令和2年10月9日~令和2年10月17日
1,067
54
6AA-MXPJ10MXPJ10-2000014~MXPJ10-2005896
MXPJ10-3000000~MXPJ10-3000771
令和2年7月15日~令和2年10月17日
令和2年10月9日~令和2年10月17日
1,929
729
6AA-MXPJ15MXPJ15-2000005~MXPJ15-2002218
MXPJ15-3000001~MXPJ15-3000197
令和2年7月15日~令和2年10月17日
令和2年10月9日~令和2年10月17日
809
181
6AA-MXPJ10MXPJ10-2000000~MXPJ10-2004588令和2年7月15日~令和2年9月25日3,771
6AA-MXPJ15MXPJ15-2000000~MXPJ15-2001671
MXPJ15-3000000
令和2年7月15日~令和2年9月25日
令和2年9月23日
1,329
1
計2車種計6型式製作期間の全体の範囲
令和元年12月11日~令和2年10月17日
計45,373台

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リコールとは

リコールとは、自動車の構造や装置、又は性能が自動車の安全上において、道路運送車両法の保安基準に適応しなくなるおそれがある状態、又は適応していない状態であることが発見され、その原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を製造メーカーが国土交通大臣に届け出て、自ら自動車を回収し無料で修理する制度のことです。

リコール対象だったときはどうする?

自分の愛車がリコールの対象になった場合は、どのような問題が出るか分からないので、出来るだけ早く修理した方が良いでしょう。