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最新の車の盗難手口を知って、対策しよう!~盗難に遭った場合の対処法~

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最新の盗難手口を知って対策を!

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車の盗難手口はいろいろとありますが、一般の方が思い浮かぶのは「ガラスで窓を割る」「目を離したスキに奪う」などの、古典的な方法くらいではないでしょうか?最近の車はセキュリティ対策が施されているので、盗難件数自体は減少傾向です。しかし、最新の盗難手口で今もなお車が盗まれているのも事実です。今回は車の盗難手口と対処法をご紹介いたします。車の所有者としても、最新の盗難手口を知って対策をするようにしましょう。

盗難された時の手順

大事な車が盗まれてしまった場合は、早急に届出を出す必要があります。以下に手順を紹介しますので確認してみましょう。

盗難届を出す

まずは警察に盗難されたことを伝えるために、盗難届を出しましょう。廃車手続きにも必要なのですが、仮に盗まれた車が犯罪に利用された場合、疑われるのはあなたです。盗まれただけでなく、犯罪の容疑者にまでされたのではたまったものではありません。必ず速やかに盗難届を出すようにしましょう。日数が経てばたつほど、何かあった時に不利になってしまいます。

永久抹消登録もしくは一時抹消登録をする

次に、廃車にすることをおすすめします。理由としては納税が関連するためです。盗難されたと言ってもあなたの車です。車に支払う税金は、盗まれたとしても支払い義務が発生します。盗難されたのに税金を支払うなんてと思うかもしれませんが、持ち主はあなたのままなのです。

税金の支払いを回避するには、永久抹消登録か一時抹消登録をする必要があります。永久抹消登録とは盗難された車自体を永久に利用しない場合に登録するものです。一時抹消登録とは、一時的に車を廃車にする方法です。盗難された車が見つかった時に廃車状態から再度走れるようにすることができます。

盗難された程度であれば、一時抹消登録がおすすめです。仮に戻ってきて使い物にならなくなった場合は完全に廃車にすればいいのです。

戻ってきた場合は焦らずに業者に見てもらう

盗難車が戻ってきた場合、仮に動いたとしても雑に扱われている可能性も考えられます。また、どこかしら故障してしまっており動かなくなったとしても修理すれば直してもらえる可能性があるため、すぐに廃車にするのではなく業者に頼んで見てもらうようにしましょう。

車の盗難手口

車の盗難のやり方にはさまざまな方法があり、年を追うごとに狡猾さが増しています。自分の車を守るには、相手の手口を知ることが一番です。どんな手口なのか見ていきましょう。

窓ガラスを割って侵入

車と金槌

もっとも原始的なやり方ですが、今でも使われている方法です。キーがなくても配線をいじることで、車を動かすことができます。窓を強化してくれるシートが販売されているので、そちらを購入してつけるなど対策が必要です。

ピッキングをして侵入

窓ガラス同様、今でも使われている方法です。こちらもキーがなくても配線をいじって盗みます。ピッキング自体は数分でできる場合があるので、鍵で開けるタイプは注意が必要です。最近はイモビライザーが主流になってきているので減ってきた手法ですが、それでも注意する必要があるでしょう。

イモビライザーを解除

近年、車の施錠に登場しているイモビライザーは、キーに埋め込まれたICチップにより、たとえ鍵を複製されたとしてもICチップがないので動かすことができないものです。しかし、セキュリティは完璧ではありません。実はイモビライザーを解除するイモビカッターというものがあり、簡単に解除することが可能です。しかも驚くことに、このイモビカッターは通販で販売されています。なぜ犯罪を助長する可能性のあるものが販売されているのでしょうか?それはイモビライザー自身が面倒でいらないという方や、イモビライザーの鍵を失くしてしまった人のために存在しています。セキュリティの歴史は常に守っては壊され、さらに強固にする流れになっています。最近ではイモビカッターガードも出てきているので、心配な場合はそちらを使うようにしましょう。

リレーアタックでイモビライザーを解除

イモビライザーのキーは通常1mほどの範囲でないと車の施錠をすることができません。しかしイモビライザー自身は常に電波を発生しており、専用の機械を使うことで電波範囲を増幅することができます。

犯人側のやり口としては最低2人必要です。1人は車の持ち主に近づき電波を増幅する機械を持っています。もう一人は増幅した電波を受け取って車の施錠を試みます。すると10mほど離れていたとしても施錠に成功してしまいます。この手法をリレーアタックといいます。リレーアタックの対策としては、電波を遮断するポーチを購入しキーを入れておくことです。電波を遮断すれば、増幅する機械があったとしても意味がありません。

レッカーなどを使って盗む

レッカー

車を簡単に持ち上げることができるレッカーを使って盗む方法です。あまりにも堂々としたやり方である分、「駐車違反したのかな?」と周りに思われてしまうので、意外と周りも気にしないようです。物理的にまるごと盗まれるので、こうなると対策は難しいでしょう。レッカー移動させられたときに警報音を出すくらいですが、実際のレッカーの時も警報音は気にせず作業するので、これも外からでは盗難なのか撤去なのか判別が難しいものです。

運転者を下ろしてその隙に盗む

こちらは2人以上必要な方法です。盗む対象の車を何かしらの方法で止めてしまい、運転手を外に出します。外に出る際にエンジンを切っていないと、もう一人が素早く車に乗り込み盗みます。代表的な例としては車に軽くぶつかり、事故を装う方法があります。車から降りる場合はエンジンを切るようにしましょう。

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車が狙われやすい場所

手口を理解したら次は狙われやすい場所も理解しておくといいでしょう。意外な場所が狙われていたりします。

ショッピングモールの駐車場やコインパーキング

買い物目的などで車を運転して駐車をしている場合は狙われやすいです。ショッピングモールやコインパーキングを利用する場合、30分以上は目を離すことになります。また、近くに人がいたとしても、所有者であるかどうか判別するのは難しいものです。このことからも車から長い時間目を離す場合は注意が必要です。

自宅の駐車場

玄関先や家から少し離れた駐車場も意外と危険です。特に夕方や夜の時間がもっとも狙われやすいです。家の人がいない、もしくは外に出る可能性が低い時間帯は盗みやすいためです。

盗難されやすい車種も存在

特に人気があるのが「トヨタ プリウス」です。プリウスは日本だけでなく海外でも広く販売されており、人気があります。海外の中古車市場での人気に加え走行音も静かなため、盗んだ際の単価の高さが相まり、盗難されやすい車種となっています。特にトヨタ車は人気があり、ランドクルーザーやハイエース、レクサスなどがよく狙われているとの報告があります。トヨタ車以外は日産のスカイラインもよく盗まれるので注意が必要です。高級車が盗まれやすいイメージがあるかもしれませんが、高級車ほどセキュリティ対策は万全である傾向が強いので、盗む側のリスクが高まり、かえって盗難リスクが低減する場合もあります。

まとめ

大事な車が盗難されてしまうと大変ですので、可能な限り手口を知り、自身で対策する必要があります。仮に盗難にあってしまった場合は焦らずに速やかに盗難届を警察に出すようにしましょう。盗難届の提出に併せて、一時抹消登録を行うのも忘れないようにしてください。大切な車ですから、可能な限りセキュリティを万全にし、危ない時間帯や場所を理解することで少しでも盗難されるリスクを減らすようにしましょう。

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