伝説の名車として名高いトヨタ・セルシオ。トヨタが高級車市場に一石を投じたセルシオは1989年の発売当時、納車まで1年以上を要するほどの高い人気がありましたが、2006年のモデルチェンジでレクサスLSにモデル継承し、生産終了となりました。
当時、低価格と高品質を掲げていたトヨタが、ドイツ御三家をはじめとした欧米の老舗ブランドと戦える高級車を作る「マルFプロジェクト」を発足したことにより、セルシオが開発されました。
「世界トップレベルのハイパフォーマンス・ラグジュアリーカー」を作り上げるために、トヨタの最先端技術が数多く採用されたセルシオは北米のみならず日本でも大ヒットし、静粛性の高さなどから後にドイツ御三家の競合車として語られるほどの名車となりました。
その後日本では3代目まで販売されたセルシオですが、2005年に北米で展開されていたレクサスブランドが日本でも展開されるようになったことで、2006年にセルシオの4代目が「レクサスLS」として発表され、セルシオは生産終了となりました。
しかし、セルシオは現在でも車好きの間で愛される名車として語り継がれています。