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テスラの現行車種を一挙紹介!人気の車種は?

自動車メーカー

次世代の自動車と言われている電気自動車。日本でも電気自動車の研究開発が進んでいますが、アメリカには電気自動車の開発製造を専門としているテスラ社という会社が存在しています。今回は、そんなテスラ社の現行車種をご紹介します。

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テスラ社とは?

テスラの車をご紹介する前にテスラ社について解説しましょう。テスラ社はアメリカ合衆国シリコンバレーに拠点を置いた「電気自動車及び電気自動車関連商品」の開発・製造・販売会社です。

世界でも珍しい電気自動車専門の自動車メーカーであり、また電気関係商品としてソーラーパネルの開発製造も行っています。現在のCEOはイーロン・マスクという人物です。日本とも関わり深い企業であり、2010年には大阪府に拠点を置くパナソニック株式会社と、電気自動車用次世代バッテリーの共同開発を発表したり、同年にはトヨタ自動車と電気自動車の共同開発を行うための業務提携(2017年に提携解除)を発表しています。

電気自動車とは

さて、そんなテスラ社の主力商品である電気自動車という車種について解説します。電気自動車は文字通り電気とモーターを動力として動く車の事で、化石燃料を使わない事から、次世代の自動車として注目されており、世界中で研究開発が行われています。欧州では一般車として普及が始まっていますが、日本ではまだあまり馴染みが無い車であると言えるでしょう。

しかし、電気自動車の歴史はディーゼル車よりも古く、蒸気機関の車の次に生まれました。しかし、当時の技術ではバッテリーやモーター出力が実用的な域に届かず、容易に高出力を生み出せるディーゼル車が主流になりました。では技術が発達し、電気自動車が実用化されている現在ではどうなのか?というと、一般化するにはまだ課題の多い技術であると言えます。走行性能、つまり動力であるモーターは問題なく、静音性はガソリン車と比較しても圧倒的に勝っているなど、電気自動車だけが持ちうる長所というのも存在はしています。

ただ、「バッテリー」の性能がまだまだ足りていません。正確にはバッテリーを充電する技術です。スマートフォンを始めとして、電子機器が一般的な物として普及している現代において、何かしらの機器を充電したことのある人は多いでしょう。そして、充電が完了するまでの時間をきちんと把握している人であれば、電気自動車に必要な充電の時間というものも想像できるでしょう。

電気自動車最大の欠点はずばり充電時間にあります。ガソリン車であれば、ものの2,3分で給油が完了します。対して電気自動車が充電を完了するためにはおよそ40分から1時間程度必要とします。急ぎの時に充電が切れてしまえば、まず間違いなく間に合わなくなるでしょう。今回紹介するテスラ社も同じように充電に時間がかかります。自社モデル専用の急速充電器であるスーパーチャージャーを用いても、モデルSという車両の充電の完了には40分必要とします。この欠点こそが、電気自動車の普及を妨げている最大の要因であると言えるでしょう。

テスラ社の現行車種

テスラ社が開発・販売した車は2018年12月時点で4種です。

それぞれ「テスラ・ロードスター」「モデルS」「モデルX」「モデル3」という名称です。また、2018年12月現在「モデルY」というSUVタイプの車種を開発中との事。しかし、現行車種では無いため、今回は紹介しません。

テスラ・ロードスターとは

まずはテスラ・モーターズが初めて製造販売を行ったテスラ・ロードスターについてご紹介します。

テスラ・ロードスターは2008年に販売が開始した電気自動車です。電気自動車としては、電池重量が450kgと結構な重量になってしまったため、重心が後方に寄っているという特徴があります。

またその重量問題から来る性能低下を回避するために、アルミやカーボンを車体材料として採用しています。初の販売モデルであり、約1000万円と高価な価格設定にもかかわらず販売前から650台の注文が入っており、レオナルド・ディカプリオやアーノルド・シュワルツェネッガーといった著名なハリウッドスターが購入した事でも有名です。2010年には日本向けの右ハンドル仕様のテスラ・ロードスターも開発され、販売されています。

テスラ・モデルSとは

次にテスラ・モデルSについて解説します。

モデルSは2012年にアメリカで製造販売が開始し、日本でも2013年と比較的早期に製造販売が開始されています。「4ドアセダン」タイプの車種とされていますが、厳密には「5ドアハッチバック」と言えるボディタイプで、電池はパナソニック製の物を採用しています。最初から日本向けにも開発された事もあってか、日本における有名キャラクターの1つである「こどもちゃれんじ」の主役的キャラクター「しまじろう」をモチーフとした「しまじろうカーⅡ」のモデルとしてこのモデルSが採用されていたりもします。また、対生物兵器モードというユニークな装備も存在しています。

テスラ・モデルX

お次はこちら、テスラ・モデルXです。

SUVタイプで、最大7人乗り、7人が乗った状態で静止状態から時速100kmまでおよそ3.1秒という高スペックなモデルです。そんな高スペックさも特徴の1つですが、モデルXの最大の特徴といえば「ファルコンウィング」というドアタイプです。ファルコンウィングというのは、従来の車ドアが引き戸タイプなのに対し、上に開くというタイプのドアの事で、まるで翼を広げた鳥のような姿に見えます。ちなみにこのファルコンウイングは後部座席のみであり、前部座席のドアは従来どおりの引き戸タイプです。

テスラ・モデル3

最後はこちら、テスラ・モデル3です。

2017年に製造販売が開始されたテスラ社の最新モデルであり、1000万を超える高級車が基本だったテスラ社初の大衆向け電気自動車です。標準モデルは540万、高性能モデルは870万円です。内装はシンプルでありながら未来的で、インターフェースをタッチパネルに集約していることですっきりしたデザインを実現しています。大衆向けであることや、最新モデルであること、その近未来的で先鋭的なデザインが評価されており、最も人気のある車種であると言えます。正直な所日本車と比較してしまうと「大衆向け?」と首を傾げてしまうような価格設定ではありますが、モデル3以外のモデルは1000万円超えがデフォルトのため、それと比べると安いと言えます。また、モデルS、モデルXとアルファベットで続いていた名前が何故か3になっている理由は、CEOであるイーロン・マスク氏がモデルEにしようとしていた、という事から察してください。

まとめ

以上、テスラの現行車種をご紹介しました。

すべて電気自動車、そして4モデル中3つが1000万円超えの高級車という特徴的な自動車メーカーではありますが、その未来志向を形にしたようなデザインと性能は、他には無い魅力が詰まっています。

10万円以上の差が付くこともあります