今回は、いつもの自動車の廃車手続きとは違い、『二輪車』の廃車手続きについてご紹介していきたいと思います。このサイトは『カーライフ総合メディア』と謳って運営しているものですので、少し趣旨からずれるかもしれませんが、自動車と二輪車を両方所有している方も少なくありませんし、二輪車の廃車方法についても興味を持っている人は多いでしょう。
特に二輪車には、使用しなくなった原付バイクやスクーターを、カバーを掛けて駐車場に何年も放置している状況と言うのも非常に多く見られます。このようなバイクは、自動車よりも置いておくのに場所を取らない分、処分に関してもテキトーなあつかいになってしまうのかもしれませんね。それでは、このような二輪車を廃車したいと思った時にはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、「自分で二輪車の廃車登録を行おう!」と思った時に、注意しておきたいポイントをご紹介していきたいと思います。

二輪車の廃車登録は排気量によって変わる

それでは、二輪車の廃車登録に関して詳しく見ていきましょう。自動車の廃車手続きは、普通車と軽自動車で大きく異なります。実は、二輪車の廃車も、これと同様に『排気量』によって様々な違いが出てくるのです。皆さんもご存知でしょうが、一言に二輪車と言っても、125cc以下の原付バイクや、『126~250cc以下』のバイク、『251cc以上』のバイクと、種類が分かれていて、この排気量の違いによって手続き機関が違ってきたりするのです。

原付(125cc以下) 126~250cc以下 251cc以上
手続き場所 各市町村の役所 運輸支局 運輸支局
諸経費 0円 2300円~ 2500円~
所用時間 2時間程度 5時間程度 6時間程度
難易度 普通 少し複雑 難しい

二輪車の廃車は、上記の様に排気量によって手続き機関も異なりますし、手続きの難易度も大きく異なってきます。もちろんの事ですが、手続き機関が異なるという事は、廃車手続きに必要になる『書類』等も異なります
以下で、それぞれの排気量による必要書類をご紹介していきましょう。

排気量別、二輪車の廃車で必要になる書類は?

二輪車の廃車手続きが『排気量』によってかなり違いがあると言うことはわかりましたね。それでは、必要になる書類はどうなのでしょうか?上述していますが、排気量によって手続き機関が異なりますので、もちろんの事、必要書類も違います。

原付バイク(125cc以下)の廃車手続き

まずはスクーターなど、原付一種や原付二種、総排気量125cc以下のバイクの廃車手続きについて見ていきましょう。
こちらの廃車手続きは、二輪車の廃車手続きの中で最も簡単な廃車手続きになります。手順としては、廃車を考えている原付バイクを登録した市町村役場に足を運び、そこで貰える申請書を使って廃車手続きを進めるだけです。申請書も無料で貰えるので、コストも特にかかりません。

原付バイクの廃車で必要な物

  • ナンバープレート
    バイク本体は役所に持っていく必要がなく、ナンバープレートだけ外して持っていけばOK!
  • 印鑑
    認印で問題ありません。ただし、シャチハタは不可ですので朱印タイプを持って行ってください。
  • 標識交付証明書
    バイクを登録した際に、ナンバープレートと一緒に貰える書類です。紛失している場合は、再発行の必要があります。
  • 廃車申告書
    市町村役場に行けば無料でもらえます。

軽二輪(126cc~250cc)の廃車手続き

次は『126cc~250cc以下』の所謂、軽二輪と呼ばれるタイプの廃車です。このタイプはビッグスクーターやスポーツタイプ、ネイキッドタイプと種類も様々ですが、廃車手続きは排気量で判断します。
このタイプのバイクは、廃車手続きにも『一時的に使用を停止する場合』と『永久的に廃車する場合』の2パターンの手続きがあるのですが、どちらの場合も書類や工程に大きな違いはありません。ただし、上述した原付バイクの廃車手続きと比較すると、難易度がグッと上がるので、自分で廃車手続きを進めようと考えているのであれば覚悟が必要です。
ちなみに、『126cc~250cc以下』の軽二輪タイプの廃車手続きは、運輸支局で行わなければならないので間違えないように注意しましょう。

軽二輪タイプの廃車で必要な物

  • ナンバープレート
    バイク本体は運輸支局に持っていく必要がなく、ナンバープレートだけ外して持ち込みましょう。
  • 印鑑
    認印で問題ありません。ただし、シャチハタは不可ですので朱印タイプを持って行ってください。
  • 軽自動車届出済証
    バイクを登録した際に、ナンバープレートと一緒に貰える書類です。ちなみにこの書類は、名称が異なるのですが、原付で言えば「標識交付証明書」、400ccで言えば「車検証」と同じ意味の書類です。紛失している場合は、再発行の必要があります。
  • 軽自動車届出済証返納届出書(永久に使用しない場合)
    完全にバイクを無くす場合は『軽自動車届出済証返納届出書』を運輸支局で貰い手続きを進めます。
  • 軽自動車届出済証返納証明書交付請求書(一時使用停止の場合)
    一時的にバイクの使用を停止したいなどといった場合は『軽自動車届出済証返納証明書交付請求書』を貰い手続きを進めます。

大型(251cc以上)の廃車手続き

最後は『251cc以上』のバイクの廃車手続きについてです。このタイプのバイクも『一時的に使用を停止する場合』と『永久的に廃車する場合』の2パターンの廃車手続きがあります。廃車手続きは、管轄の運輸支局で行います。

軽二輪タイプの廃車で必要な物

  • ナンバープレート
    バイク本体は運輸支局に持っていく必要がなく、ナンバープレートだけ外して持ち込みましょう。
  • 印鑑
    認印で問題ありません。ただし、シャチハタは不可ですので朱印タイプを持って行ってください。
  • 車検証
    このタイプになると自動車と同様に車検証と呼ぶようになります。
  • 申請書
    運輸支局で貰い手続きを進めます。
  • 手数料納付書
  • 軽自動車税申告書
    運輸支局の用紙販売所で手に入れましょう。

まとめ

今回は、排気量別に二輪車の廃車手続きに関してご紹介してきました。同じ二輪車だとしても、排気量が違うだけで、手続き機関も異なりますし、必要な書類も違い、意外とややこしいものですね。また、二輪車の場合は、自動車で言う車検証も排気量別にその名称が異なるため、ぱっと名前を言われたとしても何を指しているのかイメージできなかったと言う人も多いのではないでしょうか?
上述したように、原付バイクの廃車手続きであれば、非常に簡単な手続きとなっていますので、特に問題もなく進める事が可能だと思います。しかし、それ以外のバイクとなると手続きがかなり複雑になり、なかなかスムーズにいかない場面も多くなると思います。因みに、二輪車の廃車の場合も、『廃車買取業者』等が専門にありますので、こういった手続きが苦手と言う方は廃車買取業者等に依頼する方が良いでしょう。
最後になりますが、本稿でご紹介している廃車手続きは、何のイレギュラーもない場合を想定していますので、注意してくださいね。例えば、ナンバーを紛失した場合には理由書が必要など、必要書類が増える事もありますよ!